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第244回 ネマタの麻雀徒然草

第244回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

TCG(トレーディングカードゲーム)には、「アグロ」「ミッドレンジ」「コントロール」と呼ばれるアーキタイプ(デッキの種類)があります。日本語で言えば「高速」「中速」「低速」。一般的に、序盤に強いアグロは、終盤になってから力を発揮するコントロールに相性が良い。中盤に強いミッドレンジは、序盤で押し切られる前に力を発揮できるのでアグロに相性が良い。終盤に強いコントロールは、力を発揮できる終盤まで耐えやすいミッドレンジに相性が良いというように三すくみの関係にあります。

麻雀は使える牌が全員同じで、「抽選」の影響がTCGよりずっと高いことを踏まえると、まずは手組と基本的な押し引き、点数状況判断。他家の打ち筋によらない技術を身につけるべきです。しかしそれを踏まえたうえで相性について考えるなら、麻雀のTCGと似たようなことが言えるのではないと考えます。

すなわち、「アグロ(高速低打点)」「ミッドレンジ(中速中打点)」「コントロール(低速高打点)」に分けるなら、アグロはコントロールに強く、ミッドレンジはアグロに強く、コントロールはミッドレンジに強いということです。

麻雀は一番早くアガった人が得点できるのだから逆なのではという意見も挙がりそうですが、抽選の影響が大きい以上、実力者であっても安定してアガリ率で他家を上回るのは難しいものです。一方、満貫未満の手は1翻アップで打点が約2倍になるため、多少アガリ率を落とすことで打点を上げることは難しくありません。よって、先手を取れる回数で大差つかなければ、打点が高い方がトータルで有利になるのではという発想です。

私が『科学する麻雀』の影響を受け、サイト版「現代麻雀技術論」を記すようになった2004〜2008年頃。時代はまさにアグロ戦略が流行し始めた頃。当時はMFCユーザーでしたが、アーケード麻雀を打つ層はPCのオンライン麻雀に比べれば年齢層も高いのもあり、アグロ戦略はまだまだ少数派。フーロが多いタイプはそこまで珍しくなかったのですが、何でもない悪形安手のメンゼンテンパイで即リーチを打つプレイヤーは、成績上位層にはほとんど見られませんでした。

私はアグロ戦略を導入することで、今よりずっと荒削りな麻雀だったにも関わらず、平均レベルの卓で辛うじて勝ち越せるレベルから、トップクラスの打ち手と遜色無いほどになるまで成績が急上昇しました。結果が出せるようになってからも、当時のMFC関連のコミュニティの知り合いから、「何故この打ち方で勝てるのか分からない」とよく言われたものです。

当時はMFCとハンゲームをやっていましたが、他家の打ち筋傾向を見るに、MFCはハンゲームに比べて圧倒的に「低速高打点」タイプの打ち手が多かったものです。しかし、実際に勝ち越している打ち手については「高速低打点」タイプが多数派。相手の高打点のアガリが成就する前にアガリきってしまうことで力を発揮させない。しかもドラで容易に高くなるので、低打点傾向といっても毎回安手になるわけではありません。単純に当時運が良く、昔に比べれば実力もついたというだけの話かもしれませんが、「相性」の問題も少なからずあったような気がします。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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