2016年に銀座にオープンした『銀座花サロン』は、生花店も経営する藤本花子さんが女性のために作った麻雀店だ。
銀座で30年以上も生花店を経営し、過去には同じビルで営業していたネイルサロンやエステを銀座で一番の繁盛店にするほどの敏腕社長でもある藤本さん。
「とにかく女性にとって、シニアにとって行きたいと思うサロンを作りました」
店内中に花が散りばめられており、銀座らしい気品がある空間が用意されている。
麻雀には興味があるものの、従来の麻雀店に行くには敷居が高いと感じる女性は数多くいる。
「私もまだまだ麻雀は勉強中」という藤本さんは、15年前に家族や友人に教わって麻雀を覚えた。月に数回のペースで楽しむうちに、ぼんやりと「麻雀屋さんもやりたいなぁ」と考えていた。2年前に友人に誘われて銀座の健康麻雀店に足を踏み入れると、そこにはたくさんの女性が麻雀を楽しんでいる姿があった。
「そうだ。私、麻雀屋さんをやりたかったんだ!」と思い出した藤本さんは、敏腕社長らしい行動力を発揮、開店にこぎつけた。
自身が麻雀を覚えるのに苦労した経験もあり、初心者の女性が気軽に来店できる健康麻雀教室を営業の中心に据えた。
「苦労したからこそ、初心者が難しいと思うポイントがわかる」と藤本さん自身が教えることもあるが、女性の麻雀プロによる麻雀教室も開催している。
店内には、生花店と麻雀店のコラボらしいディスプレイがたくさんある。本物の麻雀牌を集めて作ってみたという。
「装飾とかディスプレイが得意なので、こういう発想ができたのかなと思っています。」
教室の客層は50~80代が中心で、一都三県から銀座まで足を運ぶ。銀座という立地に安心感があるそうだ。また、大人の街に着飾って出かけることは、健康にも良いという。
常連客やスタッフを交えた食事会・イベントなどで交流を図っている。たとえば、昨年の花見の季節に行った「銀座でお花見麻雀大会」では、店内に本物の桜を沢山飾り好評だったという。
「麻雀だけでなく、食事や観劇も一緒に楽しみながら、健康的で癒やされる時間を一緒に過ごせたらいいなと思っています」
お客との密接なつながりを重視し、地道な活動を続けた結果、認知度も上昇。完全禁煙ということもあり、セット麻雀で訪れるのサラリーマンも多く、昨年末は満卓で36組も断ったほどになった。
▲下の段は役満にするなどの遊び心も
▲生花店だからこその発想が随所に
▲花柄のオリジナル麻雀牌も手づくりだ
▲一見麻雀店とは思えないが、良く見ると随所に麻雀牌が施されている
店舗情報
銀座 花サロン [麻雀王国]
住所:東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル1号館
電話:03-3571-8736
交通手段:東京メトロ銀座線 銀座駅 C2出口から徒歩5分
営業時間:11:00~23:00 [日曜・祝日営業]
定休日:月
セット料金:1600円 4時間パック6000円 ※6名まで1卓料金キャンペーン中
健康麻雀教室:2000円 ※11~16時 回数券あり
ホームページ:https://ginza-hanasalon.tokyo
店内が360度見渡せるカメラ
http://ginza.hanasalon-mahjong.jp/content_3/index.html