今回の見所
- 7回戦、南3局1本場 斎藤俊がトップ目にもかかわらず、メンホンイーペーコー(カン待ち)の満貫を見逃し。その後トータル首位の吉田基成から直撃をもぎ取り、ラスに落とす。
- 8回戦、南1局1本場 吉田が4巡目の国士無双リーチ。これにトップ目の渋川が飛び込む。
- 8回戦、南3局 斎藤の先制リーチに対し、武中進が四暗刻リーチ。渋川もホンイツダブ南イッツードラ2のテンパイ。斎藤が終盤にをカンすると、リンシャンからを引いて、カンドラを乗せた渋川に倍満の放銃となる。次の武中のツモはツモ牌となる。武中の悔しそうな表情が中継される。
- 10回戦、東4局2本場 連荘する吉田に対し、意地でも親を落としたい3人。合計8フーロの空中戦となり、渋川が吉田から3900を直撃。この半荘ラスに落とすことに成功する。
<第14期雀竜位決定戦>◇1日目・2日目◇6・7日◇東京・麻雀スタジオ
日本プロ麻雀協会のタイトル「雀竜位決定戦」(3日間全15回戦)が6日に開幕した。奇しくも歴代雀竜位3名が挑戦者となり、武中進現雀竜位に挑戦する。
第6期雀竜位の吉田基成は、1日目に3勝して154.4ポイントをプラス。2位の武中と144.5ポイント差の首位で2日目を迎えた。
第12期雀竜位の斎藤俊は、初日、開幕から3連続ラスでトータル▲124.8ポイントの最下位スタートとなったが、2日目は6回戦東1局から3連続でアガリ。この半荘トップを取ると、7回戦もトップで2連勝。2戦で借金を返済して上位との差を一気に詰めた。
事件が起こったのは8回戦。トータル最下位の第11期雀竜位の渋川難波がトップ目で迎えた南1局1本場に、この半荘ラス目の吉田が渋川から4巡目リーチの国士無双を直撃し、一気にトップ目へ。南3局には武中が四暗刻をリーチするが、渋川が斎藤から倍満をアガリ、この半荘をなんとか2位で終える。
9回戦を終えて200ポイントを超えた首位の吉田を何とか沈めたい3名は、10回戦東4局2本場、親の吉田にこれ以上連荘させまいと仕掛けを入れる。吉田も親を落とさせまいと仕掛け返し、4人で合計8フーロの空中戦は、吉田が渋川に3900を放銃する最高の結果に。このまま吉田を押さえ込んでラスにすることに成功し、最終日へ望みを繋いだ。
順位 | 選手名 | ポイント |
---|---|---|
1 | 吉田 基成 | 145.7 |
2 | 武中 進 | ▲18.7 |
3 | 斎藤 俊 | ▲20.1 |
4 | 渋川 難波 | ▲107.9 |
最終3日目は、1月21日(日)12時から、スリアロチャンネルで放送される。