<第17期雀竜位決定戦>◇最終日◇17日◇東京・麻雀スタジオ
日本プロ麻雀協会のタイトル「第16期雀竜位決定戦」(4日間全15回戦)の最終日となる4日目が17日、東京の麻雀スタジオで行われ、第6期後期入会の矢島亨が優勝。第13期日本オープンに続く2つ目のビッグタイトルを獲得した。
決勝の対局者はディフェンディングの江崎文郎、A級1位の吉田航平、A級2位の矢島亨、A級3位の坪川義昭での対局となった。
矢島は4日目を308.2ポイントの首位で迎え、2位の坪川と129.7ポイント差。3位の吉田、4位の江崎とは500ポイント以上のリードをもって最終日を戦うこととなった。
11回戦では矢島がトップ目で迎えた南2局、親の坪川が矢島に立ち向かうべくリーチに出るも、仕掛けている矢島に痛恨の8000の放銃。矢島が坪川とのトップラスを決めてこの時点で240ポイント差と大差をつけることに成功。12~14回戦も完全に場をコントロールして2着で凌ぎ、坪川はすべて3着とリードを広げた。
最終戦は江崎がトップとなり3位。矢島は最後まで安定した麻雀を見せトータルポイント371.8。まさに完勝と言える内容で圧巻の勝利を収めた。
優勝した矢島は、「大きくリードして楽な展開になったのですが、最後は感慨深くて泣きそうになりました。」と喜びを語った。
今期D級予選、D級、C級、B級、A級と勝ち上がり決定戦まで優勝した矢島。今後も様々な対局で実力を見せつけていくだろう。
成績
【雀竜位戦概要】
D級予選から始まり、D級、C級、B級、A級と進んでいく。
(前年度雀竜位戦の成績によりスタートする級が決まる)
A級上位3名が決定戦に進出。前年度雀竜位を交え決定戦が行われる。
雀王戦リーグとは異なり、入会初年度から決勝まで進めるシステムのため、多くの若手スターが生まれたタイトル戦でもある。
【歴代雀竜位】
第1期 鍛冶田 良一
第2期 鍛冶田 良一(2)
第3期 小倉 孝
第4期 小倉 孝(2)
第5期 石野 豊
第6期 吉田 基成
第7期 福田 聡
第8期 伊達 直樹
第9期 内海 元
第10期 仲林 圭
第11期 渋川 難波
第12期 斎藤 俊
第13期 武中 進
第14期 吉田 基成(2)
第15期 江崎 文郎
第16期 江崎 文郎(2)
第17期 矢島 亨