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大接戦を制して中嶋和正が二度目の優勝/第27期發王戦

大接戦を制して中嶋和正が二度目の優勝/第27期發王戦

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 <第27期發王戦>◇11日◇麻雀スタジオ

 

 最高位戦日本プロ麻雀協会のタイトル戦、發王戦決勝(5回戦)が11日、東京の麻雀スタジオで開催され、Aリーグ・第24期發王位の中嶋和正が優勝した。

 現最高位、Mリーグ・セガサミーフェニックス近藤誠一、Aリーグの坂本大志、Aリーグ・第24期發王位の中嶋和正、秋田予選を勝ち上がった名古屋潤さんの4名での見ごたえのある対局となった。

 1回戦と3回戦で中嶋が快勝。2回戦も浮きの3着でまとめた。

3回戦が終了した時点では上記のポイントに。坂本は苦しくなり中嶋は大きく優勝に近づいた。

しかし、4回戦では坂本が奮起し、63800点持ちのトップ。中嶋は3着となり大きく差を詰めた。

差は詰めたものの、中嶋は大きなマイナスとはならず、2位の近藤と78.1ポイント、3位坂本と117ポイント、4位名古屋さんと127.5ポイント。トップラスでつくポイント差は60ポイントであるため2位の近藤であってもトップラス+αの条件が付きつけられた最終5回戦となった。

東1局は坂本がリーチの近藤から12000。近藤がラス目となり中嶋にとっては好都合の移動となった。

しかし東2局の中嶋の親番で中島の先制リーチに対して坂本が追い掛けリーチ。坂本が中嶋から8000をアガりこれで坂本は中嶋とのトップラスを作ることに成功。

そして南2局の中嶋の親番、近藤のドラ色ホンイツ仕掛けに対して坂本が七対子・ドラドラの単騎のリーチ。ツモればほぼ中嶋と並びとなるリーチで勝負をかけた。しかし結果は近藤が坂本から8000をアガり坂本の優勝条件は厳しくなった。

南3局の名古屋のリーチに対して中嶋が平和ドラ2の聴牌でダマテン。そして中嶋はツモり最後の近藤の親番を残すのみとなった。

しかし最後の親番で近藤が中嶋から2000、12000と連続で直撃。これで大きく条件が変わり、坂本は倍満ツモ、中嶋からの跳満直撃、名古屋さんは役満ツモ、近藤は8000点差を詰めればOKという熾烈を極めた状況となった。

その後の2本場でも近藤は1000オールをアガり中嶋との差はあと僅かに。しかし3本場で名古屋さんが3000・6000でトータル2位に浮上し、終局。辛くも中嶋が逃げ切りで2度目の發王位を戴冠した。

 優勝した中嶋は「実はAリーグにあがってから、公式対局で近藤誠一さんに勝ったことが一度もなかった。今回も最後に追い詰められて本当に強いなと感じたがなんとか勝つことができました。前回優勝した後は、リーグ戦も1位で突破して決定戦に進出できた。今年も發王位として、これに留まらず活躍できるように頑張ります。」と喜びを語った。

優勝した中嶋和正

最終成績

 

【發王戦概要】
1992年創設。毎年年始に本戦が行われるオールカマーのタイトル戦。
タイトル戦では珍しくトーナメント方式を採用しており、同じ面子で規定数(1回戦 – 4回戦まで半荘2回、5回戦 – 準決勝まで半荘3回)を打ち、上位2名が勝ち残りとなる。
決勝戦は半荘5回のトータルで競われる。

【歴代發王位】
第1期 田中 英知
第2期 新津 潔
第3期 伊東 一
第4期 原 浩明
第5期 原 浩明(2)
第6期 伊藤 優孝
第7期 伊藤 優孝(2)
第8期 土井 泰昭
第9期 佐々木 慶太
第10期 吉田 幸雄
第11期 菊池 俊幸
第12期 菊池 俊幸(2)
第13期 藤中 慎一郎
第14期 瀬戸熊 直樹
第15期 竹内 孝之
第16期 石野 豊
第17期 水巻 渉
第18期 土井 泰昭(2)
第19期 石橋 伸洋
第20期 佐藤 聖誠
第21期 佐藤 聖誠(2)
第22期 水巻 渉(2)
第23期 水巻 渉(3)
第24期 中嶋 和正
第25期 松本 吉弘
第26期 石野 豊(2)
第27期 中嶋 和正(2)

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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