こんばんは、まろちょふです。
今日は12/02(土)に麻雀スリアロチャンネルで放送された第16期女流雀王決定戦1日目での朝倉ゆかりプロの一打を紹介します。
対局者は朝倉ゆかりプロ、竹居みつきプロ、水崎ともみプロ、佐月麻理子プロ。決勝2回戦目の東1局0本場を振り返ります。
ルールは日本プロ麻雀協会雀王戦公式ルール。一発裏あり、赤なし。25000点持ち30000点返し。決勝戦は15回戦での合計点で競われます。
2回戦までのトータルポイント
朝倉 | 竹居 | 水崎 | 佐月 |
59.5 | 7.8 | ▲45.7 | ▲21.6 |
2回戦東1局0本場時点の状況
水崎 | 東家 | 25000 |
朝倉 | 南家 | 25000 |
佐月 | 西家 | 25000 |
竹居 | 北家 | 25000 |
1回戦では朝倉プロがトップとなっています。
この一局の牌譜はこちら。
ドラは 水崎プロの親番になります。
4人の配牌はそれぞれこのような形。
水崎プロはピンズのホンイツに行く手順も見えそうな配牌。朝倉プロはドラが対子で字牌がなく、素直に進めば高打点が見込めそうです。
水崎プロ、2巡目に待望の引き。これで一気に親の満貫が見える手になりました。
ピンズも4連形になり、ホンイツの仕上がりも現実的に。
朝倉プロ、が対子になり4対子の形に。タンヤオ仕掛けも七対子も見える手になっています。
手が整った竹居プロからが鳴け、打。
朝倉プロ、が重なり七対子のイーシャンテンとなり、打。
水崎プロ、をチーして打。ホンイツを隠さずに進行させ圧力をかけます。
朝倉プロ、を引いて打。まだピンズや字牌が余っておらず、聴牌していないと見て、ホンイツが聴牌する前にピンズ以外で七対子を作りたい場面です。
水崎プロ、浮き牌のが対子となりましたがツモ切りとします。枚数が厳しく止められやすいシャンポン受けよりはの自力での引きを狙いに行きます。との差は、もう1役ついても満貫であることや親の染め手に押してきている竹居プロの現物で僅かに狙いやすいといった所でしょうか。
朝倉プロ、ドラのを暗刻として打。トイトイやタンヤオへの移行はやや厳しいところですがそれ以上にを手に残したくない思考であると考えられます。
そして次巡に引き。この時点で生牌。切るとポンテンが入る場面です。
朝倉プロはこれを切らずに打としてを絞りました。親の聴牌が先に入ると対応が難しくなります。は先に切り、は切らない部分に朝倉プロの受けの強さが窺えます。
そしてこのを重ねて単騎の聴牌。なんとこの時点で残していた、は共に山に3枚残りでした。
そしてこのをあっさり引き当て2000・4000のあがりとなりました。
親への対応と状況判断が見事に噛み合った一局でした!
配信ページ
https://freshlive.tv/threearrows-ch/172566