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すべての手役を愛する女流屈指のタイトルホルダー・朝倉ゆかり

すべての手役を愛する女流屈指のタイトルホルダー・朝倉ゆかり

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通算4期の女流雀王を筆頭に数多くのタイトルを獲得し、日本プロ麻雀協会の女流プロの顔ともいう存在が、朝倉ゆかりである。すべての手役を愛し、じっくり育てた手牌を倒した時には高打点をたたき出すことから、付いた異名は「満貫セレナーデ」。厚みを増している協会女流プロたちにとっての「壁」として立ちはだかる朝倉だが、周りの雰囲気まで穏やかにするほどの優しさを持っている。本記事では、その強さと意外な素顔にも迫っていきたい。

目次

朝倉ゆかりプロの基本情報・プロフィールデータ

©ABEMA
名前 朝倉 ゆかり(あさくら ゆかり) 
異名 満貫セレナーデ
生年月日 1983年7月11日
職業 プロ雀士
出身地 沖縄県
血液型 O型
趣味・特技 散歩
本人公式SNS Twitter
所属団体 日本プロ麻雀協会
所属チーム
プロ入会年 2004年
主なタイトル 第7期 新人王
第7・8・15・16期 女流雀王
第8回 μ-レディースオープン優勝
第13回 オータムチャンピオンシップ優勝
第12期 RMUクラウン優勝

大学進学のために上京した朝倉。今の姿からは想像もできないが、上京後しばらくの間は、日焼けサロンに通う「ガングロギャル」だったという。沖縄育ちだから色黒だと思われることも多かったようだが、もともとは色白という朝倉は、日サロでせっせと肌を焼いていたのだった。

経歴

2004年:日本プロ麻雀協会第3期前期生としてデビュー
2007年:第7期新人王、第7期女流雀王(通算4期)
2016年:第8回μレディースオープン優勝
2018年:第13回オータムチャンピオンシップ優勝
     第12期RMUクラウン優勝

麻雀との出会い・きっかけ

朝倉が麻雀と出会ったのは19歳の頃。友人の紹介で麻雀店でアルバイトを始めたときは、ルールも知らなかったが、代走などを経験するうちにハマっていったという。その様子を見ていた店の人に勧められ、2度のプロテスト受験を経て日本プロ麻雀協会に入会。働いていた麻雀店に愛着を感じていたものの、店長との会話で「女性は社員登用しない」ことを知り、将来について考えた朝倉は、協会を辞めたいと事務局に伝えた。しかし、同世代の宮崎和樹に引き止められてプロ続行を決意、その後現在の活躍へとつながっていくのである。 

朝倉ゆかりの打ち方や雀風

優しい語り口が特徴の朝倉は、自らの雀風について「のんびり打って、降りるのも大好き」と表現する。言い換えればじっくりと手役を仕上げ、勝負どころは逃さないとも言えるだろう。先制攻撃を受けるケースも多くなるが、それを受け止めたうえでの押し引きを総合的に判断できるのは、朝倉が重ねてきた経験によるものが大きい。まさに横綱相撲といえるが、最近では積極的にアガリを狙う場面も増えるなど、新しいスタイルも模索し続けている。

朝倉ゆかりの対局時の様子

第16期女流雀王決定戦2回戦 2017/12.2

©日本プロ麻雀協会

東1局、1回戦をトップで発進した朝倉の配牌にはドラが対子。対する親の水崎ともみは筒子のホンイツを狙える形だ。ダブ[東]を鳴いた水崎の手には[南][発]も対子。その後、朝倉は水崎がテンパイしていないと見るや、手持ちの筒子を次々と処理するが、[発]を引いたら一転して絞る。実際、[発]を切ればポンテンが入っていた。その[発]を重ねて七対子のテンパイとした朝倉は、あっさりツモって2000・4000。「受ける麻雀」の魅力が詰まった一局だった。

第16期女流雀王決定戦注目の一局!朝倉ゆかりプロの丁寧な対応の七対子!

第13回オータムチャンピオンシップ決勝 2018/9.17

©日本プロ麻雀協会

この対局が「朝倉無双」の始まりだった。一発裏なしルールは、手役派の朝倉にとっては実力を発揮しやすい舞台。本手が入ったときにしっかりとアガリを重ねて、朝倉はなんと4連勝(3回戦は同点トップ)。実質勝負ありの最終戦も、朝倉プロは丁寧に打ちきった。一時6万点を越える意地を見せて粘る中山百合子の親番も、朝倉が冷静にアガって落とした。5連勝こそ逃したものの圧勝した朝倉は、翌週に行われた「第12期RMUクラウン」でも優勝。2週連続で男女混合のタイトル戦を制したのである。

朝倉ゆかりが初優勝 / 第13回オータムチャンピオンシップ決勝

第13期RMUクラウン準決勝 2019/9.21

©RMU

前回王者として準決勝に登場した朝倉。トップが欲しい局だったが、時間打ち切りのため3着目でオーラスへ。しかし、他家には4巡目でメンホン七対子のテンパイが入っている。朝倉も手を進め、2暗刻はあるが役なしのテンパイが入る。カンチャンターツを対子にして、ツモれば三暗刻の形に変化してリーチ。ドラと持ち持ちの字牌待ちという厳しい状況で、朝倉はドラを一発ツモ。なんと暗刻の[北]が裏ドラで、6000・12000。2年連続の決勝進出へ望みをつないだ。

SNSでの評価・評判

女流のトッププロとして長きにわたって君臨する朝倉に対しては、SNS上ではどんな声が投げかけられているのだろうか。実際の声を見てみよう。

確かに、朝倉の守備主体の重めな打ち方については好き嫌いが分かれるかもしれないが、プロ雀士としては個性にあふれているということでもある。

あの優しい声で「頑張って」と声を掛けられたらと思うと、「負けていてもプラス」という感想にもうなずける。

「この女流プロをMリーグに」といったツイートも多いが、朝倉のMリーグ入りを望む声はトップクラスに多いのではないだろうか。

朝倉ゆかりのニュース・こぼれ話

夫の石原が1半荘に2度の役満親被り

朝倉のツイートに「伝説を目撃した」との文字が。どんなことを目撃したのかと思えば、夫の石原真人(麻将連合)が経験したμリーグでの出来事だった。ツイートによると4回戦を1・3・1着のプラスで迎えた最終戦、東場の親番で役満親被り、さらに南場の親番でも役満を親被りしたのだという。初めて見たというファンのツイートに対して、朝倉は「お祓い案件です」と返していた。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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