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一年前のあの日も、そうだった【シンデレラファイト シーズン5 GroupC #3 担当記者・神尾美智子】

一年前のあの日も、そうだった【シンデレラファイト シーズン5 GroupC #3 担当記者・神尾美智子】

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去年の夏のことを、筆者はまだ覚えている。

2025年8月1日、シーズン4のBest16 GroupB。
#1で望月涼香が、#3では石田綾音がそれぞれあと一歩届かずに敗れた。
卓こそ違えど、同じ夜に、二人の昨年のシンデレラファイトは終わった。

あれから一年。2026年7月14日、シーズン5・Day3のGroupC #3で、二人は今度は同じ卓に着いていた。
2着以内ならBest16、負ければ敗退。

座順は次の通り。
東 ▋香野蘭
南 ▋望月涼香(ラストイヤー)
西 ▋西園遥
北 ▋石田綾音

望月にとって、今年がラストイヤーだ。
アンケートで性格を問われれば「めんどくさがり」と書き、本戦へ向けて取り組んだことを問われれば「いつも通り麻雀を打ってました」と答える。
この日の装いも「なるべく楽で袖とか気にならない服を選びました」。気負いのない、いつも通りの望月。その飾らなさに、こちらは安心させられる。

散歩のときにもお酒をお供にする望月には、新宿のFIRE BIRDで会える。肝臓の強さには定評がある望月の常勤日にぜひ会いにいってほしい。

本大会のスポンサーでもあるFIRE BIRDでは、シンデレラファイト開催日限定のイベントも行っているので、要チェックだ。

石田綾音は、シーズン3、シーズン4と、二年続けてBest16の壁に阻まれてきた。赤いカーテンの前に現れたこの日の衣装は、肩に銀灰色のチュールをまとった特注のドレスだ。

しかもこの衣装、二層構造になっている。登場の瞬間、圧巻の変身を「魅」せる。
「魔法で変身するシンデレラをイメージしています」。
灰色から純白へ——つまりは、シンデレラそのものだ。衣装にまで物語を編み込んでくる。

二人の戦いを南2局2本場から振り返りたい。
3着目の親の望月は、配牌でこの形である。

[東]をすかさずポン。
東・対々和・赤を目指していく。

続けて[①]もポンすると、そこへドラの[七]が重なる。※西を切り、あと欲しいのは[北][5][七]
だが1着目の香野は、望月の欲しい※北にはいっさい触れず、[発]を打って鉄壁の守備で降りを選ぶ。

望月にとってじれったい時間が続く。
その間隙を突くように、4着目の西園が[三][六][九]待ちでリーチ。

そして西園が[三]をツモると、裏がなんと3枚。
リーチ・ツモ・ドラ・裏3の3000・6000は3200・6200。

跳満を親でかぶった上に、親番までも失う。望月にとって、あまりに重い一撃だった。

迎えた南4局2本場、供託は2本。
2着目・石田と3着目・西園の差は、わずか1900点。供託があるので、西園はどこからでもアガれば通過だ。
石田としては、西園に聴牌が入っているなら、なんとしても連荘したい。
どちらに麻雀の神様は微笑むのか。

聴牌したのは西園。[3][6]待ちでリーチを宣言する。

勝負は、あっという間だった。
リーチ・ツモ・一発、1000・2000は1200・2200のアガリとなり、勝負はすぐに決した。

石田は、そのツモ牌をじっと、しっかりと見つめていた。

4年連続出場の石田、5年連続出場の望月。二人はまぎれもなくシンデレラファイトの顔だ。その二人が、ここで揃って去ることになった。

一年前と同じ夏の夜に、ともに敗れた二人。望月は、今度は見守る側の席へ。石田は「今年こそ」を「来年こそ」に書き換えて、もう一度あの赤いカーテンの前に立つために。

魔法が解けた12時から、それぞれの物語がまた始まる。

Day3結果レポート

#1,#2観戦記

明暗分かれた初登場の2人【シンデレラファイト シーズン5 GroupC #1 担当記者・中島由矩】

攻め続けた、笛が鳴る、その瞬間まで。【シンデレラファイト シーズン5 GroupC #2 担当記者・中野るい】

公式HP

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