麻雀プロリーグ「大和証券 Mリーグ2019」83日目の戦いが2月25日(火)に開催された。
【出場チーム】
赤坂ドリブンズ
EX風林火山
渋谷ABEMAS
U-NEXT Pirates
第1試合
第1試合はたろう、滝沢、瀬戸熊、沢崎の対局。
第1試合はたろうと沢崎のアガリ合いが続いた。
東1局にたろうが沢崎から7700をアガリ好スタート。東3局には遠くて高い仕掛けを敢行したたろうの満貫が決まるなど、リードを広げた。
そこで黙っていないのは沢崎。東1局に7700をたろうに放銃したが、道中瀬戸熊から満貫をアガリ、南1局にはたろうに満貫を親被りさせトップ目にたつ。
すかさず南2局沢崎の親番でたろうが満貫をアガリ返し、トップ目返り咲き。オーラスではダメ押しの満貫ツモで素点を稼ぎ、5万点超えのトップとなった。
勝利者インタビューでたろうは「ここでトップとれたのが凄く良かったと思っています。うれしいです。今日も途中有利だとは思ってたんですけど、不安でした。ゴールが見えているところなので、1試合1試合が重くなってきましたね。チャンスを逃せないという気持ちがプレッシャーになってて、結構緊張しました」と話した。
ファンに向けて「とりあえずやるしかないんで、残り7戦全力でセミファイナルに進めるようにチームみんなで頑張っていきたいと思います。ぜひ楽しみにみてください」と微笑みを浮かべた。
第1試合結果
1位 たろう(ドリブンズ)+72.2
2位 沢崎(サクラナイツ)+11.6
3位 滝沢(風林火山)▲23.4
4位 瀬戸熊(雷電)▲60.4
第2試合
第2試合は村上、勝又、黒沢、内川が出場。
東1局に親の黒沢が満貫をツモりリード。平常運転のセレブツモに本日もこの勢いかと思われたが、すぐに村上が跳満をツモってトップ目に。しかし黒沢が勝又から満貫をアガって再びトップ目に浮上するなど、黒沢と村上のアガリ合いが続いた。
そこに東4局ラス目親番の勝又が満貫を連続してツモり、ラス目から一気にトップ目に浮上。
その後も村上が満貫を黒沢から出アガリ、村上が黒沢の当たり牌を止め切ってアガるなど、実況解説、視聴者が唸る名勝負が続く。
オーラスではドリブンズのトップを阻止したい内川が勝又にテンパイを入れさせる打など、まさに終盤戦のチーム状況を考慮した選択もみられた。
しかし、南4局2本場、親の勝又のリーチを受けながら無筋を押し切り黒沢が四暗刻単騎をテンパイ。内川もツモれば着順アップの手を勝又から見逃すと、最後のツモ番で黒沢の当たり牌をつかみ長考。テンパイを維持して次局にかけた内川の選択は打。
開かれた黒沢の手を見た内川は大きく肩落とし、打撃戦の第2試合は黒沢の勝利となった。
勝利者インタビューで黒沢は「今回の試合でもチーム状況的に踏ん張らないといけないというプレッシャーがありました。最後にミラクルが起こって自分でもびっくりしています。なんとしてもセミファイナルに残って、みなさんにもっと雷電の麻雀を見ていただきたいと思います」と激戦を制した後でも落ち着いた表情で話した。
ファンに向けては「今日もたくさんの声援を本当にありがとうございました。このあともしっかり体調整えて必ずセミファイナルに行きたいと思いますので、応援よろしくおねがいします!」とポーズをとった。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+68.3
2位 勝又(風林火山)+23.5
3位 村上(ドリブンズ)+0.7
4位 内川(サクラナイツ)▲92.5
2月25日トータル結果
ドリブンズ+72.9
雷電+7.9
風林火山+0.1
サクラナイツ▲80.9
ボーダー争いに巻き込まれたサクラナイツ、6位が現実的になったドリブンズ。泣いても笑っても残り試合は少ない。各チームの一打一打が見逃せない。
次戦のMリーグは2月27日(木)、KONAMI麻雀格闘俱楽部、渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックス、U-NEXT Piratesの対戦。