麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ」最終日が3月31 日(火)に開催された。
第1試合
第1試合は沢崎、高宮、茅森、松本の対戦。
ファイナルシリーズ出場には8万点超えトップが2回必要な格闘俱楽部。条件を追いかけ、高宮がアガリを重ねて39,900点持ちのトップで第1試合を終えた。
勝利者インタビューで高宮は「次の試合に繋げるためにも、できるだけ多く素点を稼ぎたかったです。攻めるだけではなく打点も欲しいし、放銃してしまってはもったいないので、チームのみんなからは全力で打ってこいとは言われたんですけど、とりあえずトップが取れたので次の試合に繋げられたんじゃないかなと思ってます」と涙をにじませながら話した。
ファンに向けては「KONAMI麻雀格闘俱楽部は最後まで腕を振って、条件を追っていこうと思いますので応援よろしくお願いします!」とポーズをとった。
第1試合結果
1位 高宮(麻雀格闘倶楽部)+59.9
2位 松本(ABEMAS)+4.9
3位 沢崎(サクラナイツ)▲21.8
4位 茅森(フェニックス)▲43.0
第2試合
第2試合は内川、藤崎、和久津、日向が出場。
格闘俱楽部のファイナル進出のために課せられた条件は12万700点以上のトップ。難題ではあるが、藤崎が打点を見据えた怒涛の攻めとヤミテンを駆使し、持ち点は南入するころには8万点持ちに。南場の親番で再びリードを広げられれば、条件をクリアできるかと思われるところまで稼いた。
しかしながら南場の親番和久津のヤミテンに藤崎連続して放銃。
南3局に最後の親番を迎えた藤崎だったが、内川のアガリでオーラスへ。オーラスは内川が跳満をツモり第2試合は終了。
連勝の格闘俱楽部だったが、ファイナル進出は叶わなかった。だが二人の健闘にMリーグファンは期待と興奮、そして麻雀の面白さを改めて覚えたことだろう。
勝利者インタビューで藤崎は「悔しいです。これが現時点での実力ですからね。それを受け入れるしかないのかなと思います。できることは精一杯やりましたが、相手が一枚も二枚も上手だったなという感じですかね」と悔しさをあらわにした。
ファンに向けては「皆さんの応援のおかげでここまで来れました。残念ながら選手一人一人の力が少しずつ足りなかったみたいで、次には進めなかったんですけど、チーム4人でまた次に繋がっていければと思います。これからも応援していただければ幸いです。ありがとうございました」とガラクタポーズで締めた。
第2試合結果
1位 藤崎(麻雀格闘倶楽部)+79.2
2位 内川(サクラナイツ)+17.4
3位 和久津(フェニックス)▲9.0
4位 日向(ABEMAS)▲87.6
3月31日トータル結果
KONAMI+139.1
サクラナイツ▲4.4
フェニックス▲52.0
ABEMAS▲82.7
次戦は4月13日(月)にファイナルシリーズ1戦目が開催される。KADOKAWAサクラナイツ、渋谷ABEMAS、セガサミーフェニックス、U-NEXT Piratesの今年度の王者を決める戦いが始まる。