麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン43日目の対局が12月17日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は亜樹、黒沢、多井、和久津の対戦。
東1局、和久津が先制の両面リーチ。リーのみだったが赤をツモって裏1で2000・4000の好発進。
しかし東2局は亜樹が和久津との2軒リーチを制して2000・4000のアガリを決め返した。
東4局には多井が満貫確定のリーチ。親の黒沢は一時は当たり牌を止めて回るも再び前進したい形となって8000の放銃となった。
南1局は亜樹と多井の2軒リーチ。手詰まりとなった和久津が亜樹への3900の放銃となった。
流局などが重なり点差を縮めつつ進めた和久津は南3局4本場に500・1000のアガリでわずかながらトップ目に浮上した。
オーラスは平和ドラドラの聴牌を入れた和久津がツモアガリを決めて決着。3連続4着となっていたが苦境を脱するトップとなった。
第1試合結果
1位 松本(ABEMAS)+67.8
2位 萩原(雷電)+22.4
3位 茅森(フェニックス)▲30.2
4位 勝又(風林火山)▲60.0
第2試合
第2試合は勝又、萩原、松本、茅森が出場。全チームメンバーチェンジとなった。
東1局には萩原が先制リーチで2000・4000、東2局の親番ではダマテンで3900とアガリを重ねる。
しかし松本が着実にアガリを決めて萩原に詰め寄る。
南入後の南1局1本場、勝又が果敢な単騎リーチに出るも仕掛けた親の松本が12000のアガリを決めてトップ目に立ち連荘。
その後の3本場で早いリーチを萩原からアガって12000。決定的なリードを広げた。
萩原は徐々に点差を縮め、オーラスも満貫ツモを決めるも松本までは一歩届かず。しかし今後の初勝利を期待させる連対確保となった。
第2試合結果
1位 松本(ABEMAS)+67.8
2位 萩原(雷電)+22.4
3位 茅森(フェニックス)▲30.2
4位 勝又(風林火山)▲60.0
12月17日トータル結果
ABEMAS(多井3着・松本1着)+49.4
フェニックス(和久津1着・茅森3着)+27.9
雷電(黒沢4着・萩原2着)▲28.5
風林火山(亜樹2着・勝又4着)▲48.8
2位ABEMASが首位風林火山との点差を縮めた。フェニックスは苦しんでいた和久津が今後に繋がるトップを獲得した。雷電は黒沢が今シーズン初の4着となったものの、萩原は今後の初勝利を期待させる展開となった。