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「丸山の出場日程だけはあらかじめ決めてある」 赤坂ドリブンズ越山監督インタビュー第1回

「丸山の出場日程だけはあらかじめ決めてある」 赤坂ドリブンズ越山監督インタビュー第1回

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Mリーグ2019の開幕シーズンが終わり、徐々に各チームの起用方針や成績が見え始めてきたところ。そんな中、前年度チャンピオンの赤坂ドリブンズは以外にも最下位と出遅れている。前年度も含め、ドリブンズが初めて味わうポジション、最下位。監督・越山剛はそこから何を見ているのだろうか。

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いつも不安だから最下位でも特別に不安ということはない

まずは、ここまでの12戦(1-3-4-4)を振り返って、どのように思っているのか率直に聞いた。

越山「言うまでもなく悪いですよね(笑)数字が全て。とにかくトップが取れない」

まだ序盤とはいえ、マイナスも200を超えた。そろそろ不安になってこないものなのだろうか。

越山「いや、特別に不安というのはないですね。そういった意味ではいつも不安なので。Mリーグ始まって唯一不安が消えた瞬間は、昨シーズンのファイナルシリーズ最終日の初戦で、村上さんが二階堂選手の着順を上回ったときだけですよ。監督は常に最悪のことを想定するべきだと思うので、いつも不安(笑)」

越山「ただ、矛盾するようですけど、悲観は全くしていない。不安は常にあるけど、悲観する材料は何一つありません」

そう言うと越山が少し座り直し、野球のデータ分析手法を例に語り始めた。

越山「野球のセイバーメトリクス(※データを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法)にBABIP(ビーエービーアイピーまたはバビップ)と言う指標があります。これは、インプレイ打率といって、打球がホームランを除くフェアゾーンフィールドに飛んだときの打率のこと。これって長い野球の歴史から来るビッグデータで、打者のタイプによって差はあれど、大体.300くらいとなる。ボテボテのフライが野手の間に落ちたり、完璧に捉えた当たりが内野手の正面をついたりするのが野球だけれども、そういったものを長期的に計測するとインプレイの打率は3割くらいに収束する」

なるほど、野球の指標については理解した。では、いったいそれがなんだと言うのだろうか。

越山「だから、例えば打率.310なんだけど実はBABIPが.400だと、ツイてるからなのかな?となるし、打率.250だけどBABIPが.210だと、そっかツイてないなあ、となる。まぁ、長々と説明しましたけど、開幕シーズンのドリブンズは少し運が足りてないなと。要は打率.250の打者がBABIP.210を引いているようなものだと思っています」

いつもわかりやすい例を提示してくれる越山だが、今回の例は長く、いつもよりわかりにくく感じた。

越山「なんか、『配牌とツモが悪いんです』なんて言うとダサいからこんな説明になっちゃったんですよね。だけど、こういう説明をしてしまうこと自体がむしろクソダサいのかもしれないですね(笑) まあ、とにかくそういった意味で悲観はしていません。選手たちはアスリートだから、今までできていた正しいプレイができなくなる日がいつか来るかもしれないけど、現状見ていてそうとは思えないから。ドリブンズ選手の技術の衰えや低下を感じます?ないでしょ?Mリーグという土俵で相対的に劣っているとも思えません。だから大丈夫だと思っていますよ」

丸山の起用日程だけはあらかじめ決めてある

ドリブンズはここまで、選手の起用が話題になっている。その辺りはどのように考えているのだろうか。

越山「そんなまどろっこしい言い方じゃなくて、なんで丸山を出さないのか?ってことですよね?ドリブンズでエゴサすると大体その話題ですから(笑)」

さすがに察しがいい。取材する側としてはありがたい限りだが、では改めて丸山の起用について話を聞いてみたい。

越山「丸山の試合を早く見たいというファンのみなさんの気持ちはとてもよくわかります。なんなら僕だって早く彼女の試合が見たいですから。しかし、チームを監督する身として、つまりチームの優勝確率を最も高めるために選手起用を決める立場として、今はまだ出すべきではないと考えています。現状、これまでのドリブンズ4人の練習成績においても決して悪くない数字を出しています。たろう、村上、園田という強者3人を相手にキチンと打てている。ドリブンズらしく厚かましくね(笑)」

では、なぜ1度も試合に起用していないのだろうか。 ※現時点でまだ試合に出ていないMリーガーは丸山のみ。

越山「現時点でそれなりに戦えてはいるのだけれども、彼女にはまだまだ大きな伸び代がある。埋まっていない知識や足りていない経験がある。それを少しでも伸ばして、つまりしっかり練習して勉強してから出す方が、出したときの期待値は高い。いきなり出しても勝てるかもしれないのが麻雀というゲームだとも思うけど、それはドリブンズのフィロソフィーではない。だからファンの方も僕たちも焦る必要はないんです。Mリーグは長い。まだ1ヶ月も経っていない。楽しみは取っておきましょうよ(笑)」

丸山の起用方針は理解できた。では、具体的にはいつくらいにデビューする想定なのだろうか。

越山「実は開幕の前から彼女のデビュー戦は決めています。『成績が悪いから出したくても出せないのではないか?』と想像されている方もTwitterでは散見されますが、今ドリブンズがトップに立っていたとしても彼女のデビュー戦は変わらない。ドリブンズの成績と彼女に必要な準備は相関しません。もっと言うと、出場試合ごとのレビューに必要な時間(=たろう・村上・園田が反省点を挙げ、丸山に思考の整理を促す時間)等も考慮して育成プログラムを組んでいるので、チームの中で唯一彼女だけ出場する全ての試合がプランされている。だから2戦目以降も、シーズン終了まで出る試合はすでに決まっています」

全ての出場機会がすでに決まっている。もしかするとこういう選手はMリーグ初なのではないだろうか。新たな試みに期待も高まる。しかし、肝心の出場時期については答えをもらっていないため、今一度聞いてみることにした。

越山「で、具体的に初起用はいつなのか、と?うーん、だから焦らないで、って(笑) そう遠くないですから」

「そう遠くない」、その一言を引き出して今回のインタビューは終わった。これまで様々な新しい試みを実行してきたドリブンズと越山。果たして、丸山育成というドリブンズ史上最大級の試みを成功させることはできるのか。最後に越山が「あっ、またぜひ気軽に取材来てくださいね」と笑顔で言ってくれたこともあり、ドリブンズの精神を汲んで図々しく10戦後ぐらいにまた押しかけてみようかと思っている。

■来週の赤坂ドリブンズは10月21日(月)、25日(金)に試合となります!19時からAbemaTV 麻雀チャンネルにて放送予定
10月21日放送ページ

10月25日放送ページ

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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