麻将連合の小林剛(@supatechi)、最高位戦日本プロ麻雀協会の朝倉康心(@asakurapinpin)、石橋伸洋(@rate1484)、瑞原明奈(@akn19mj)の4名のチーム「U-NEXT Pirates(@unext_pirates)」。
2019シーズンは優勝という最高の結果だったが、2020シーズンではレギュラーシーズン敗退。
2020シーズンから起算し、同一の選手構成で2シーズン連続ファイナルシリーズに進出できなかったチームは、最低1名の入れ替えが発生するというレギュレーションにより、今シーズンU-NEXT Piratesがファイナルシリーズに進出できなかった場合、同じチーム編成で来シーズン戦うことはできない。
ファイナル出場が絶対となった今シーズン、オフシーズンには練習を重ねミスをつぶしてきたという。
安定した麻雀でファイナル進出、2度目の優勝を目指す。
2021年10月4日、Mリーグ2021シーズンの開幕式が行われたその日、全チームに取材が行われた。本記事ではU-NEXT Piratesのインタビューを掲載する。
感染予防のため、取材中は選手、取材陣ともにマスク必着。写真撮影時のみ、選手はマスクを外している。
U-NEXT Piratesインタビュー
──開幕を迎えた今の心境、今季の戦い方について
石橋「いよいよ始まるといった感じです。昨シーズンは7位でセミファイナルすら行けず、悔しい思いをしました。ファイナル進出はもちろんですが、優勝するつもりで戦います。オフシーズンは、チームでネット麻雀を用いて練習する機会が多くあり、意見交換をして準備してきました」
小林「開幕式で『せこい、細かい麻雀を見せる』と言いましたが、一般的には細かいと言われるようなことも、こっちの方が得なんだよっていうことを見せたいです。レギュラーシーズンは、全員100ずつぐらい勝てればいいなと思っています。プラスが大きいことに越したことはないんですけど、平均的には100勝てばいいと思うので、その平均的な勝ち方を全員ができればいいと思っています。優勝を目指して戦います」
瑞原「オフシーズン中は、コロナ禍ということもあり、集まって牌を使って麻雀をする機会があまりありませんでしたが、その分、オンライン麻雀を積極的にやりました。牌譜を見てじっくり検討できたのは有意義でした」
朝倉「練習をしっかりして、今シーズン万全の状態で迎えられるように意識してオフシーズンを過ごしてきました。データやセオリーも勉強して見直して、自分の中である程度バランスはできたと思っています。今までの打ち方についても、改めて検討して本当にそれが正しいのかどうかを調べ、自分で納得いくまで考えることができ、自信がつきました」
木下監督「昨シーズンは7位で、非常に残念な結果に終わってしまったんですが、今シーズンもPiratesのスタイルは変えずに戦い抜ければと思っています。 ミスは練習で潰してきていると思うので、今シーズンに活かしていきたいです。あとは、シーズン序盤は気持ちで負けずに戦っていきたいと思います 。ファイナルに進出できなかった場合、メンバー構成を入れ替えなければいけない点については、毎シーズンのことですが、各選手、結果が悪ければ入れ替えの対象になるかもしれないということを意識してくれていますので、今シーズンもあえてそれを意識するというよりは、普段通り、良い気持ちの状態で麻雀を打ってもらいたいですね」
──今シーズンのキーマンは?
木下監督「あえて一人名前を挙げるということであれば朝倉選手です。2018シーズンはチームの稼ぎ頭としてしっかりポイントを稼いでいて、2019、2020シーズンは残念な結果に終わってしまっているんですけれども、この前お子さんも生まれて、プライベート面でも一回り大きくなっていると思います。最近はオンライン麻雀ゲーム『雀魂』で最高段位の魂天にも到達しましたし、天鳳、雀魂を制覇して臨む今シーズンになりますので、結果を出してもらいたいなと思います」
──スポンサーが増えたことについて
小林「麻雀プロになって20年以上になりますが、昔から企業の名前を背負って麻雀を打つことが、夢というか目標みたいなところがありましたので、Mリーグが始まってU-NEXTの名前を背負ってやらせてもらえている時点で本当にありがたいです。この度、新たに3社のチームスポンサーがついてやりがいを感じています。スポンサー様の気持ちにも答えないといけないなと思っていますし、麻雀プロとしては本当に嬉しいなという気持ちです」
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