<麻雀最強戦2016 全日本プロ代表決定戦>◇11日
竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2016」の「全日本プロ代表決定戦」が11日に行われ、近藤千雄(日本プロ麻雀協会)が優勝してファイナル進出を決めた。
176名が参加した前日の予選を勝ち抜いた8名による決定戦。A卓からは、東谷達矢(日本プロ麻雀連盟)と吾妻さおり(日本プロ麻雀連盟)、B卓からは近藤と中村庸人(最高位戦日本プロ麻雀協会)が勝ち上がった。
決勝では南2局で親の東谷が連続してアガり、48600点まで得点を伸ばす。その後もさらに加点すべく攻撃を続けるが、決定打は決められずにオーラスへ。
南3局で8000点をアガり、東谷と19700点差まで迫ったラス親の近藤は、アガれば優勝の東谷の先制テンパイ待ちを凌いで、12000点を一発ツモ(リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・ドラ1)。
このアガリで3700点差に詰めると、同1本場にテンパイ料で差700点差に縮め、同2本場にピンフを東谷からアガって逆転。最強戦ルールのラス親の強さを生かして逆転勝利に結びつけた。
近藤はオンライン麻雀『天鳳』では最高十段を達成。そのユーザ名の通り、”どんよく”にトップを狙う雀風でトップ率が高い。
最強位を獲得するにはファイナルトーナメントで2連勝が必要とあって、チャンス到来か。
C卓は沢崎誠(日本プロ麻雀連盟)、小林剛(麻将連合)、最高位(11月23日決定)と強敵だが、貪欲(どんよく)に最強位獲得を狙っている。
【A卓】
1位 東谷達矢
2位 吾妻さおり
3位 日向杏介
4位 弘中栄司
【B卓】
1位 近藤千雄
2位 中村庸人
3位 新谷翔平
4位 本多大将
【決勝】
1位 近藤千雄
2位 東谷達矢
3位 中村庸人
4位 吾妻さおり
近藤はC卓に入る