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ネマタの戦術本レビュー第1132回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その4 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

ネマタの戦術本レビュー第1132回「『夢をかなえる麻雀ノート』編 その4 著:神尾亮 監修:朝倉康心」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

Theme9.

二軒リーチへの押し引き基準はこちらを御参照下さい。一方に現物、もう一方に無筋の牌を切る場合は初手筋を参照します。親を含む二軒リーチに悪形2翻ならやや引き有利、3翻ならやや押し有利とありますが、ここでの悪形はメンツ手カンチャン待ちで符は40符。25符のチートイツは3翻でも40符2翻に近く、単騎は通常のカンチャン待ちよりはアガリにくいでしょうから、引いた方がよいと言えます。

リーチせずダマで押す場合は副露の場合を参照しますが、リーチの1翻がつかなくなる以上、危険牌を切って追いかけリーチを打つのが不利であれば、降りや手変わりからの追いかけリーチ狙いでダマで押すのも基本的に不利と言えます。

Theme10.

後手を引いたチートイツの待ち選択はこちらを御参照下さい。最近では危険牌を切ってアガリやすい待ちに受ける選択の有効性がよく知られるようになりましたが、例題として使われるのは単騎のようなリーチしてもアガリやすい待ちの場合。数牌の現物待ちなら出アガリを狙うならダマにする必要があるうえに、現物待ちになっているということは残り2枚以下。先行テンパイの現物待ちでも他に通せる牌が数多くあるなら、ダマにしたところでさほど出やすくならないことも考えられます。

今回はドラ2枚あるので危険策を取ってもアガリ率重視といきたいところですが、巡目も深いのでアガリ率はさほど上がりません。が下家の仕掛けに通しづらいうえに、通したところで下家に通る牌が多いのでが出やすいとも言い難い。打とします。局収支の観点ではそのままリーチしてしまうのもありそうですが、跳満をツモったところでトップに届かないラス前となるとダマが無難でしょう。

Theme11.

先手でチートイツをテンパイした時の待ち選択の基準はこちらを御参照下さい。今回はを切っているのでは筋待ち。局収支の観点からは単騎リーチに分がありそうです(が無筋なら、局収支でも3枚見え単騎有利)。

ただし今回はオーラス。跳満ツモでも3着ですが、トップか2着目から跳満を直撃できれば2着になれます。もし最後のがトップか2着目の手の内にあれば、リーチ一発チートイツドラドラで跳満直撃できる可能性がかなり高いと言えます。

トイトイ仕掛けの北家が重なり狙い、安牌要員としてを持っているという読みは希望的観測に近いですが、順位が1つ上がるかどうかは大違い。読みが当たった時のリターンを踏まえれば、確かにここは単騎リーチに分がありそうです。 

夢をかなえる麻雀ノート

全部で87原則!これをおさえれば麻雀で強くなりたいあなたの夢もかなうかも!?

勝ちきれずにいたプロ雀士が、強くなるために、失敗や成功をすべてつづった麻雀ノート。
誰にも見せるつもりがなかったが、トッププロの濃密な教えを肉付けして大公開。
全ページフルカラーで見やすい!

著者の神尾亮がプロ同士で実戦対局。

1局終わるごとに手牌と裏ドラを開け写真撮影。

トッププロ朝倉康心の教えを肉付けしてノート完成!

リーチをするか、鳴くか、押すかオリるかなど、29のテーマで「失敗→検証→必勝三原則」の構造。
面白さと役立ち度満点です!ぜひこれを読んであなたの麻雀の夢をかなえてください。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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