ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第63回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その11」第3章 リーチ判断 6 チー打 手変わりも少なく、鳴いてもアガリはかなり厳しいですが、少なくともスルーするよりはアガリやすく、スルーするだけのメリットも特に無い以上鳴きます。 鳴いた先にどういうことが起こるかを想定すること自体は必要ですが、鳴くかどうかの判断については、あくまでこの瞬間、「鳴いた場合とスルーした場合...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第62回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その10」第3章 リーチ判断 1 チー打 ツモでテンパイしなくなる代わりにチーポンで役アリテンパイになるので鳴いた方がはっきりアガリやすく、ドラ3なら鳴いても打点がほとんど落ちないので鳴きます。 ドラが3枚以上ある等、鳴いても打点があまり下がらないケースは、メンゼンからでもシャンテン変わらずだけど役アリにしてアガリやすくなる...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第61回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その9」第2章 リーチ判断 11 打リーチ 「現麻本」講座32でも申しましたように、良形かつ、打点上昇が大きい手なら現物待ちダマでも基本リーチします。フリールールであがればトップがみえるのですからなおさらです。 が待ちとして特に強いので、この局面下なら天鳳ルールでもリーチが有利そうです。 12 打リーチ は上家には両スジ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第60回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その8」第2章 リーチ判断 6 打リーチ 手変わりも多くなく、待ちもそれほど悪くなく、打点を上げるメリットは十分にある。天鳳ルールであれば特にラス目からの押し返しを警戒してダマで無難に局を流そうと考える方も多いと思います。確かに、先手を取られた場合、あるいは先手を取るのが難しい場面ではより降り寄りに打つことが多くなりますが、...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第59回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その7」第2章 リーチ判断 1 打リーチ 順位点を鳳凰卓七段(2−1−0—▲3)配分とすると、麻雀順位計算機によると、現状の順位点期待値は約1.4、ダマで12000を出アガリすると約1.73、リーチで18000を出アガリすると約1.8、四暗刻をツモった時はもちろんほぼ2となります。 一方、中盤の悪形待ちダマ、リーチ、リー...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第58回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その6」第1章 押し引き 26 打 「2シャンテンはほとんど降り」と言いますが、2シャンテンの中でも面子候補不足の形は、浮き牌へのくっつきだけで1シャンテンになるので、良形×2以上の1シャンテンになる受け入れが豊富であれば実質1シャンテンからの押し引きに近くなります。 安牌が1枚も無い場合は、もう1枚引けば十分押せる手にな...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第57回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その5」第1章 押し引き 麻雀本レビュー第57回 21 打 安牌が無いので仕方なく押しという見解が多いようですが、ラス目とはいえ着順争いをしている相手のリーチで、こちらもあがれば着順が上がるリャンメンテンパイであれば、天鳳ルールで安牌があったとしてもある程度は押す手であるとみます。 ただし本書でも指摘されているように、降り...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第56回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その4」第1章 押し引き 16 打 良形テンパイは基本押しとしましたが、リーチ者が着順争いしている(放銃しなくてもあがられると着順が落ちる可能性が十分にある)他家ならなおのこと押します。これが北家と西家、あるいは北家と東家の点数が逆なら降りるところ。 「ラス目のリーチだから降り」「トップ目だから降り」とはよく聞きますが、降...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第55回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その3」第1章 押し引き 11 打リーチ 「現麻本実戦編」で拝借させていただきました。「押すならあがった時に最大限成果が得られるように」という理由で打リーチ、あるいは、「だけは絶対に打てない」という理由で打ダマと考えられた方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、テンパイ時の待ちが同じであれば、テンパイ時に切る牌の放銃率の...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第54回「強者の最新手筋100 著:比嘉秀仁 その2」第1章 押し引き 6 打 良形テンパイで、比較的通りやすい牌まで止めて降りるのは、それこそ放銃以外で順位が落ちることが稀な場合くらいでしょう。「押すべき手牌で危険牌を切って放銃」と、「放銃率自体は低いが、押すには見合わない手牌から放銃」では勿論前者の方が正着ですが、前者の方が出現率も高く印象に残りやすいもの。「放銃し...