ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第597回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その37」Q80 オーラスラス目の南家は北家から5200直撃か満貫ツモ条件で残っている役牌はのみ。赤5を持っていて北家からのトイトイ赤直撃狙いもありますが、ダブトイトイの満貫が本線ではないでしょうか。アガってもトップに立てず、放銃しなければラスにならない2着目となればテンパイしたところでは止めそうなものなので、この時点でスルー...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第596回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その36」Q78 「後手テンパイの場合は失点回避のために打点よりアガリ率重視」というのは一つのセオリーですが、2翻差のうえ枚数も2枚差しかないとなると流石に高打点悪形に受けた方がよいと言えます。ドラ単騎とはいえ3翻テンパイなら、が安牌だとしてもスルーして降りるよりはテンパイ取りに分があるとみます。 鳴いた後でをツモるようなら...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第595回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その35」Q76 スルーした場合の和了率が10.9%、放銃率18.1%とあるので、ここでもスルーしてもある程度押すことを前提に判断しているようです。 今回はスルーして降りとの比較でも鳴いて打とします。が通っているのでが当たるとすればですが、下家はのリャンメンを外しています。下家がを切った時点で3枚見え、0枚見え、とあるならを...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第594回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その34」Q73 ドラ3で仕掛けもきく完全1シャンテンともなれば、親リーチに無スジを引いたとしても押しが悪くないところ。無スジを引く前にテンパイするようならなおのこと有利なのですから、通りやすいを切って1シャンテンに取れるのであれば安牌を減らしてでも鳴くべきです。 押し寄りの条件が揃っているので、順位差も0.1と結構な差がつ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第593回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その33」Q71 リャンメン×2の1シャンテンと、雀頭を作りやすい形がないリャンメン×2のヘッドレス1シャンテンは、メンゼン限定なら和了率は同程度。今回は単騎テンパイになるとはいえチーテンが取れる分後者がアガリやすいと言えます。 鳴いた方がアガリやすいことは具体的な数字を出さなくても判断できることですが、どの程度アガリやすく...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第592回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その32」Q69 3フーロしているトイメンのテンパイ率が34.8%しかなく、1フーロもしていない下家のテンパイ率が51.3%もあるのはかなり不自然なので誤植と思われます。 北家視点では生牌は9種類、序盤に親が切ったは後から重なったケースも考えられるので、待ち候補は10種。2種類が当たりなので、北家が確実にトイトイのシャンポン...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第591回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その31」Q66 順位が上がるのは役満をアガれた時だけとなればテンパイにとるところです。 平場でも鳴いてツモれば満貫ですが、ポンできる牌が出れば鳴いても出アガリ満貫、ツモで跳満。鳴いても和了率は1.5倍程度になるだけなので流石にスルーでしょうか。平場でどの程度差がつくのかも気になるところです。 Q67 これも問題としてはQ...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第590回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その30」Q64 ペンチャンを鳴いて片アガリの形が残るということは、急所を解消できる代わりに新たに急所が増えるようなものです。それでもテンパイに取った方が明確にアガリやすいのですが、スルーしてをツモったとしても、リーチドラ1なら和了平均点は鳴きチャンタドラ1の2倍以上、ツモってリーチなら実に4倍以上。他家にアガられるリスクも増...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第589回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その29」Q61 鳴いて高め満貫安め3900、メンゼンでもが入れば満貫止まりになることが多い完全1シャンテン。これなら明確に鳴き有利でしょう。類似の牌姿でどのあたりに鳴きの分岐点があるかについては、『現代麻雀最新セオリー』も御参照下さい。 チーの現時点の放銃率は0%(場況が指定されていないので)、流局率は5.2%(異様に高い...
ネマタの戦術本レビューネマタの戦術本レビュー第588回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その28」Q59 仮にが安牌だとしても局収支上はカン有利(データは加カンのケースなので、リンシャンでをツモれば符ハネ込みでカンドラが乗らなくても1600−3200になることからなおのこと有利)。危険牌を切らずにテンパイを維持できて、危険牌を引くようなら改めて押し引き判断を考えればよいのですから、この時点でベタオリすることもあり...