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ネマタの戦術本レビュー第591回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その31」

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Q66

 順位が上がるのは役満をアガれた時だけとなればテンパイにとるところです。

 平場でも鳴いてツモれば満貫ですが、ポンできる牌が出れば鳴いても出アガリ満貫、ツモで跳満。鳴いても和了率は1.5倍程度になるだけなので流石にスルーでしょうか。平場でどの程度差がつくのかも気になるところです。

Q67

 これも問題としてはQ62に近いです。和了率が半分になるというだけなら、メンゼンで高打点を狙うスルーもありそうですが、西家は役牌を2つポンしてホンイツやトイトイやドラドラで満貫の可能性も十分あります。

 鳴いてもまだ1シャンテンなので、「鳴いても間に合わない」ケースが増えるためかQ62と比べると差が小さい。西家が安手濃厚な場合に判断が変わるかどうかも気になります。

 をチーするならよりもでチー。よりの方がポンしやすく、西家はが早いのでテンパイしているならカンよりはカンの可能性の方が高い。細かいところですが押さえておきましょう。

Q68

 形テン取りの基準については、『現代麻雀最新セオリー』も御参照下さい。

 スルーしても次巡以降形テンにとれる可能性は残るので優劣差自体は小さめ。よりテンパイしやすく和了のリターンが大きい手の場合や、形テンに取った時に出ていく牌の放銃率次第では逆転も有り得ます。東家がピンズ待ちテンパイ濃厚ならチー打という手もありますね。このあたりの優劣比較をもっと突き詰めていければと思います。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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