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ネマタの戦術本レビュー第593回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その33」

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Q71

 リャンメン×2の1シャンテンと、雀頭を作りやすい形がないリャンメン×2のヘッドレス1シャンテンは、メンゼン限定なら和了率は同程度。今回は単騎テンパイになるとはいえチーテンが取れる分後者がアガリやすいと言えます。

 鳴いた方がアガリやすいことは具体的な数字を出さなくても判断できることですが、どの程度アガリやすくなるかも今回の問題で分かるようになりました。鳴いてドラ1とリーチドラ1なら、和了平均点は一発裏メンゼンツモ込みで後者が2倍以上高くなります。アガれなかった場合の失点もあるとはいえ、今回くらいの差であれば平場ならスルーに分がありそうです。

Q72

 鳴いて打が推奨されていますが、ツモでも1シャンテンになる打の方がよいとみます。リャンメンから鳴いてかなり苦しい形が残るとはいえ、単純にシャンテンを進めた方がアガリやすい、それなら鳴いても打点がほぼ下がらないこの手なら鳴いた方がよいでしょう。

 むしろ、鳴いても悪形ばかりの2シャンテンとなればリャンメンを鳴いたところでアガリ率は少ししか上がらないということの方に着目すべきかもしれません。明確に打点が下がる場合はもちろん、鳴いて高い場合であっても、待ちや手役が特定されやすいからリャンメンからはスルーが有力ということも案外あるのではないでしょうか。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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