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ネマタの戦術本レビュー第596回「麻雀AI戦術 著:水上直紀  その36」

ネマタの戦術本レビュー第596回「麻雀AI戦術 著:水上直紀 その36」

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Q78

 「後手テンパイの場合は失点回避のために打点よりアガリ率重視」というのは一つのセオリーですが、2翻差のうえ枚数も2枚差しかないとなると流石に高打点悪形に受けた方がよいと言えます。ドラ単騎とはいえ3翻テンパイなら、が安牌だとしてもスルーして降りるよりはテンパイ取りに分があるとみます。

 鳴いた後でをツモるようならもちろん打、ツモで3メンチャンになった場合も今度はドラ切りに分があるとみますが、このあたりの判断がどの程度差がつくのかも気になるところです。

 もしリーチが入っていないのであれば、スルーした場合は完全1シャンテンと同程度にはアガリやすい手となれば、アガリにくいドラ単騎ともアガリ率では大差なさそう。メンゼンなら3900より高い手でアガれるケースもあるので今度はスルーが有力そうです。

Q79

 「満貫テンパイに取れるなら鳴き」というのも一つのセオリーですが、今回は鳴くと悪形テンパイ、メンゼンでも手広いうえに良形テンパイになりやすいヘッドレス1シャンテン。流石に和了率ではテンパイ取りが上ですが、スルーした場合は跳満以上でアガれる可能性もあるのでスルー有利となりました。

 他家リーチが入っている状態でもスルー有利なので、リーチが入っていない段階ならアガリ率の差が更に縮まるとみてなおのことスルー。今回はラス目ですが、その場合は平場でもスルーに分がありそうです。

 平場かつ他家からリーチが入った場合、あるいは河にを切っておらず単騎テンパイからの良形変化が見込めるといった場合で優劣がどう変わるかも気になるところです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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