麻雀プロリーグ「 Mリーグ2019 朝日新聞セミファイナルシリーズ」7日目が3月24 日(月)に開催された。
第1試合
第1試合は高宮、多井、小林、黒沢の対戦。
レギュラーシーズンでは2戦目の登用となった多井。東1局親番でアガリを決め、好スタート。
しかしその後は黒沢が連続して、満貫、次局は親で満貫ツモと一気に加点。
前回の萩原に引き続き勢いに乗った雷電だが、南3局多井の満貫ツモでオーラスのトップ争いが激戦になった。
ここまで決定打が打てない高宮。オーラス親番で小三元の単騎テンパイをいれる。
黒沢も満貫ツモでトップになれる状況で、自身の風牌とのシャンポンにとるか、アガりやすさでにとるかの選択を迫られる。
にとる場合、トップになるには裏ドラが1枚必要になるため、とのシャンポンでリーチ。高宮、黒沢の待ちはどちらも残り山に1枚ずつ。二人のめくりあいに。
なかなか決着がつかないまま迎えた黒沢の最終手番にいたのはだった。
裏ドラは乗っておらず、に受けた場合は2着だった。黒沢の選択がばっちりと決まった勝利であった。
勝利者インタビューで黒沢は「前回萩原さんが魂のトップをとってくれて、ファンの皆様が必勝祈願に行ってくれているのをツイッターで見たりしていたので、何としても勝ちたいと思ってはいました。なんとかトップをとれて本当にうれしいです。オーラスは、アガリやすさはなんですけど、裏ドラ1枚期待しなければならないということで、それだったらツモれば無条件でトップまでいけるを求めてリーチしました。最後の手番でツモれて本当に良かったです」と笑顔で話した。
ファンに向けては「苦しいときも変わらず応援してくださるファンの方に囲まれて、3人ともすごく力になっています。最後まで3人で精一杯戦いますので、これからもぜひ応援よろしくお願いします!」とポーズをきめた。
第1試合結果
1位 黒沢(雷電)+58.6
2位 多井(ABEMAS)+15.4
3位 小林(Pirates)▲14.3
4位 高宮(麻雀格闘倶楽部)▲59.7
第2試合
第2試合は寿人、多井、石橋、黒沢が出場。
セミファイナルで全連対中の石橋が今回も好調。連続してアガリを決める。
寿人もドラの単騎リーチを炸裂させるなど、高打点が飛び交った。
しかしその後は各者アガリが応酬。オーラスは全員2万点台の激戦となり、石橋がタンヤオのヤミテンをいれテンパイ。親番の多井もテンパイして連荘したいところで七対子のイーシャンテンになるも、石橋の当たり牌を抱えて生牌のを河に並べ放銃を回避。
石橋の一人テンパイで流局した。
石橋はセミファイナルで個人3勝目を決めた。
勝利者インタビューで石橋は「うれしいんですけど、あんまり勝った気分にならないというか…。最後はラッキーでした。でも自分らしく打てたかなと思います」とほっとした様子で話した。
ファンに向けては「自分の麻雀は細かい技術で結果を残そうとする麻雀だと思うんですけど、そういったところでPiratesの麻雀みていただければと思います。引き続き頑張ります」とポーズを決めた。
第2試合結果
1位 石橋(Pirates)+51.5
2位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+6.8
3位 多井(ABEMAS)▲18.3
4位 黒沢(雷電)▲40.0
3月24日トータル結果
Pirates+37.2
雷電+18.6
ABEMAS▲2.9
麻雀格闘倶楽部▲52.9
次戦は3月26日(木)。KADOKAWAサクラナイツ、KONAMI麻雀格闘俱楽部、セガサミーフェニックス、チーム雷電が対戦する。