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もっと食うための現代大食技術論 第73回

もっと食うための現代大食技術論 第73回

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所用で熊本入りした時の話。今回訪問したのは、熊本大学の近くにある、「熊本“油”大学」。という名の油そば専門店。東京で食べてその美味さに驚いた油そばが、今では九州の地でも受け入れられつつあるようです。  「大学」というだけあって、「営業中」ではなく「授業中」。「店長」もここでは「学長」。大学は落第しましたが、こちらでは頑張って授業に出席したいと思います(笑)

ところで、前々回の「男のLL」は汁なし専門店。同様のメニューを「まぜそば」と呼ぶこともあります。この3つに明確な違いがあるわけではありませんが、「油そば」は、東京は武蔵野地区を中心に浸透した昔ながらのシンプルなものを指すことが多いようです。

大盛は麺400gとなかなかのボリュームですが、裏メニューとして大盛券を2枚買うと1kgまで増やせるとのこと。ご飯+唐揚げまたは麻婆豆腐の定食にもできます。当記事的には麺量はもちろん1kg、ご飯と唐揚げもつけました。リアル学生ではないので100円引きは適用されませんが、これだけ頼んでも1050円です。

一回り大きな青い丼で登場。スープが無いのに丼一杯。丼が大きいので定食のご飯が小ライスに見えますが、普通の並盛より多いまでありそうです。トッピングはチャーシューにメンマ、魚粉、ネギ、玉ネギ、卵の黄身。マヨネーズ。油そばと一口に言っても色々なタイプがありますがいかにもジャンクそう。そうです。まさにこういう油そばが食べたかったのですよね。

油そばなのでまんべんなく混ぜてから食べるのが基本ですが、この量では混ぜるのも一苦労。こちらではHELLそばなるハバネロを使用した激辛油そばもあったりするのですが、普通の油そばでも結構辛め。茹で前1kgの麺を食べるとなると、後半は辛さがネックになりそうです。

麺をあらかた食べた後は「追い飯」感覚で丼にご飯を投入するなどして完食。とても美味かったですが、実は久々のデカ盛りということで結構苦戦しました。そのうちまた学長に鍛え直してもらうことにしましょう(笑)御馳走様でした。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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