公益財団法人日本生産性本部による『レジャー白書 2020 余暇の現状と産業・市場の動向』が10月1日に発売された。同白書は、国民のレジャー活動を需給両面から総合的に分析する唯一の出版物として1977年に創刊され、本書で通算44号目となる。
2019年の麻雀参加人口は510万人となり、2018年の580万人から70万人減少。市場規模(麻雀ゲーム料)は480億円(前年比2.0%減)となった。
ただ、この参加人口と市場は実際に麻雀をプレイする人、また麻雀店の麻雀ゲーム料としての市場規模であり、Mリーグや、YouTubeにおいては配信者の麻雀ゲーム配信が散見される昨今、所謂「観る雀」においてはこの限りではないと思われる。
2020年はコロナ禍でステイホームが叫ばれ、閉店を余儀なくされた麻雀店も少なくない。市場規模はさらなる縮小が見込まれるも、無事開催された3年目のMリーグで、さらなる「観る雀」の増加、またコロナが終息したときに、「観る雀」の方々が実際に麻雀を楽しんでもらえるような環境になり、麻雀人口が増加することを期待したい。
余暇活動の参加人口の推移
2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
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麻雀 | 870 | 600 | 500 | 500 | 580 | 510 |
囲碁 | 310 | 250 | 200 | 190 | 210 | 230 |
将棋 | 850 | 530 | 530 | 700 | 680 | 620 |
テレビゲーム | 2,680 | 2,170 | 1,980 | 2,000 | 2,130 | 2,070 |
余暇市場の推移
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
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麻雀ゲーム料 | 520 | 490 | 500 | 490 | 490 |
テレビゲーム・ゲームソフト | 3,480 | 3,230 | 4.030 | 3,920 | 3,940 |
オンライン・ソーシャルゲーム | 11,040 | 12,100 | 12,450 | 12,530 | 12,510 |
パチンコ・パチスロ | 232,290 | 227,000 | 214,000 | 207,000 | 200,000 |
※2009年より、調査手法を訪問留置法からインターネット調査に移行した