Mリーグ初の冠企画「Mトーナメント」のFINAL が8月6日に行われた。
FINAL出場選手
団体推薦者から石立岳大、坂本大志の2名、Mリーガーからは渋川難波、二階堂瑠美が決勝に進出した。
第1試合
坂本がトップ目で迎えた東4局、坂本以外の3者の3軒リーチとなった。ここは瑠美が制して4000オール。一歩抜け出したトップ目に浮上した。
次局は坂本が先制リーチに出るも石立が平和赤3の追いかけリーチ。坂本から一発でのアガリで12000で石立が2着目となった。
南3局は熾烈な1局に。坂本、瑠美のリーチに対して親の渋川も役牌を二つポンして聴牌、そして石立も追いついて3軒目のリーチ。息詰まる全員テンパイを制したのは仕掛けていた渋川。4000オールとリーチ棒3本、そして他者のアガリをつぶす大きな1局となった。
次局もアガリを決めたのは渋川、坂本のリーチに押し返してのアガリで遂にトップ目まで浮上した。
2本場では坂本がフリテンリーチでの高めツモで3000・6000を決めて素点の回復に成功してオーラスへ。
着順アップには3000・6000が必要だった坂本が七対子のリーチ。ツモって裏が乗れば3着浮上だったがのらずに4着のままフィニッシュ。しかし素点の回復には成功した。
南3局の要所で連荘を決めた渋川が1試合目のトップを獲得した。
第1試合結果
1位 渋川難波 +55.5(サクラナイツ・協会)
2位 二階堂瑠美 +8.3(A風林火山・連盟)
3位 石立岳大 -18.8(連盟)
4位 坂本大志 -45.0(最高位戦)
第2試合
第2試合は
東家二階堂瑠美(+8.3)
南家石立岳大(-18.8)
西家坂本大志(-45.0)
北家渋川難波(+55.5)
の座順でスタート。
東1局、東2局と渋川が連続で高打点のツモアガリ。大きくリードして優勝に大きく近づいた。
東3局1本場では熾烈な3軒リーチを瑠美が制して渋川を追い上げる。
そして粘って連荘を重ね、3本場は嵌張のリーチのみを一発ツモ。2000オールながらも供託と本場の収入が大きくこのアガリで渋川をかわしてトップ目に。しかし1回戦での点差をかわすには、渋川が2着の場合は7300点差をつける必要はがあり、まだ加点が必要な状況だ。
その後の4本場、渋川がしっかり前に出てアガりきって再びトップ目に立ちつつ局を進めた。
南2局1本場、仕掛けて3900の聴牌を入れていた渋川、しかし瑠美が上位互換の3面張で追いつく。そして親の石立にも大物手の聴牌が入ったが宣言牌には二人からロンの声、瑠美の手は成就ならず、渋川のアガリとなった。
オーラス、瑠美は渋川からは満貫直撃、ツモは跳満、石立、坂本からは倍満のアガリが優勝条件となった。
南4局、瑠美は待ちの3面張、高めなら平和がつくドラ赤の手。高めであれば一発、海底、裏のいずれかで条件を満たすリーチにたどり着いた。
しかしこのリーチはツモれず流局に。渋川が決勝戦の連勝で優勝を決めた。
第2試合結果
1位 渋川難波 +63.7(サクラナイツ・協会)
2位 二階堂瑠美 +16.7(A風林火山・連盟)
3位 石立岳大 -24.5(連盟)
4位 坂本大志 -55.9(最高位戦)
トータル結果
1位 渋川難波 +119.2(+55.5,+63.7)
2位 二階堂瑠美 +25.0(+8.3,+16.7)
3位 石立岳大 −43.3(−18.8,−24.5)
4位 坂本大志 −100.9(−45.0,−55.9)
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