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熟練の経験を活かした魅せる麻雀 土田浩翔の選手としてのプロフィールに迫る

熟練の経験を活かした魅せる麻雀 土田浩翔の選手としてのプロフィールに迫る

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麻雀解説時に放つユニークなコメント、個性的なキャラクターが魅力の土田浩翔。麻雀界の中でも長いキャリアを持つ土田の麻雀人生とはどのようなものだったのか──。本記事では解説としての土田はもちろん、「プロ」としての麻雀との出会いから、成績、雀風などを詳しく見ていこう。

目次

土田浩翔の基本情報・プロフィールデータ

名前 土田 浩翔(つちだ こうしょう) 
異名 トイツ王子
生年月日 1959年8月5日
出身地 大阪府
血液型 B型
趣味・特技 旅行、映画鑑賞、競馬
本人公式SNS Twitter
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2011年
主なタイトル 第3・7・8回MONDO21杯優勝
第4回MONDO21王座決定戦優勝
第11・22期鳳凰位
第22・23期十段位
第26期王位
第9期最強位 など

実は映画鑑賞が趣味の土田。特に話題となっている映画は注目して見ており、中には感情移入して涙を流すほどハマる作品もあるという。その他の趣味や今後の目標について、「麻雀する?しない?」にゲストで出演した際に語ってくれた。

 

経歴

1986年:日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格
1990年:A1に昇級
1992年:第2回プログランプリ優勝
1994年:第11期プログランプリ優勝
1996年:札幌に夢場場をオープン
1997年:第9期最強位
2000年:第26期王位
2002年:第3回モンド21杯優勝
2005年:第22期鳳凰位、第22期十段位
2006年:第7回モンド21杯優勝、第4回モンド21王座、第23期十段位
     日本プロ麻雀連盟から離脱、日本麻雀機構を創設して理事長に就任
2007年:第8回モンド21杯優勝、RMUに参加
2009年:麻雀アカデミー開講、各地で上級者、プロを育てる
2010年:RMU退会、体調不良のため日本麻雀機構の一時休止
2011年:最高位戦日本プロ麻雀協会に入会、premium健康麻雀教室開講
2016年:マージャンセラピー開講
2018年:Mリーグで解説を担当

麻雀との出会い・きっかけ

小学一年生の冬、役の一覧表を親から手渡され、麻雀に出会う。小学校の授業中にまで勉強するほどハマったという。9歳の頃には「実戦麻雀教室」という番組を見て、対局の解説に興味を持ち始めるようになる。そして小楢商科大に通いながら、アルバイト先にて第3期日刊スポーツアマ最高位戦で全国優勝を果たす。27歳を迎え、日本プロ麻雀連盟3期生としてプロ入り。1994年には第11期鳳凰位を、1997年には第9期最強位を獲得。2002年には第3回モンド21杯で優勝を果たした。その解説の極意、そして数々の麻雀とのドラマについて、当メディアで語ってくれた。詳しくは以下から確認いただきたい。

土田浩翔「また観ようと思ってもらえるために」Mリーガー列伝番外編

土田浩翔の打ち方や雀風

麻雀の理論を学ぶのは前提としながら、感性で打つことを重視しており、独特の「運読み」も取り入れている。また、第1打で字牌は絶対に切らないなど、ほかの雀士とは一線を画す打ち方は「土田スタイル」とも呼ばれている。その土田スタイルの中心となるのが、トイツを中心にした手組だ。「配牌にトイツが何組あったらチートイツを狙うか」。麻雀好きの間では必ずと言っていいほど出てくるこの話題。土田は、2組あればチートイツを意識するという。このことだけでも、チートイツに対する愛とこだわりが感じ取れる。

土田浩翔の対局時の様子

麻雀最強戦2017 男子プロ代表決定戦 超技巧派大激突 A卓 2017/7.8

トイツ王子らしさが発揮された一局となった。東4局、配牌3トイツから当然のごとく、チートイツ狙いの手作りを進めていく土田。独特の感覚で、重なりそうな牌を選んでいく打ち回しは、解説の多井隆晴(RMU・ABEMAS)、小林剛(麻将連合・Pirates)もうまく説明できないほど。

リャンメン待ちのテンパイを入れた親の猿川真寿(連盟)からリーチが入ったが、土田は回し打ちしながら手を進める。チートイツ狙いは、場が進んでからの守備がしやすいメリットもあるとはいえ、ドラも持たずに親リーチに対して引かない土田。猿川がリャンメンを引きあぐねる状況で、土田もテンパイにこぎつけた。流局とはなったが、土田の勝負勘が光った。

【7/8(土)15:00】麻雀最強戦2017 男子プロ代表決定戦 超技巧派大激突

モンド麻雀プロリーグ11/12 第6回名人戦 予選第3戦

誰が見てもほれぼれするような、鮮やかなアガリだった。東1局、親の土田には索子と字牌が多めの好配牌。早々とホンイツに狙いを定めたが、その後は1枚持ちの索子や字牌を重ねていき、ホンイツに加えて得意のチートイツまで仕上げていく。

そして無駄ヅモなしのテンパイを入れ、待ちでリーチ。白鳥翔(連盟・ABEMAS)が1巡目、飯田正人(最高位戦)が3巡目でを切っていたため、リーチせずにがこぼれるのを待つ手も十分考えられたが、土田は考える間もなく牌を横に向けた。そして、3巡後に見事ツモって6000オール。麻雀界のレジェンドによる対局で、真骨頂を発揮した。

第6回名人戦:飯田正人プロ最後の闘牌!!

モンド麻雀プロリーグ17/18 第12回名人戦 予選第8戦

東1局は、対局者全員の配牌に字牌の対子が。土田は序盤に筒子で1面子出来上がっていたものの、チートイツを本線にすると、どんどん牌を重ねていく。そして、面子手の好形にもとれる場面で、土田はチートイツのイーシャンテンに構える。解説が思わず「さすがにこれは…」と漏らすほどの選択だった。

そこで、一足先に前原雄大(連盟)が先制のリーチ。捨て牌には一九字牌が多く、待ちが読めない状況だったが、直後にテンパイした土田は追いかけの即リーチ。結果、土田がツモって3000・6000。解説のはるか上を行く打ち筋で、アガリまで持っていった。

【4/10(火)23:00】モンド麻雀プロリーグ17/18 第12回名人戦 予選第8戦

SNSでの評価・評判

土田が解説席で見せる、実況者やゲストとのユニークな掛け合いを楽しみにしている人も多いようだが、実際の麻雀ファンは、土田のことをどのように見ているのだろうか。実際にTwitterの声を見てみよう。

「マイブーム」「好きすぎる」。麻雀を打っている姿を見ることは少なくなったが、ファンからは熱烈な支持を集めている。

土田のツイートの中には、読んだ人が考えさせられるような哲学的なものも見られる。麻雀以外の分野で役に立っていることもあるようだ。

ファンからの人気の面では、Mリーガーに勝るとも劣らないのかもしれない。

土田浩翔のニュース・こぼれ話

Zoomを使ったオンライン麻雀講座を開講

「われめDEポン」やMリーグの解説で、ライトな麻雀ファン層からの人気も高い土田。そんな土田はメディア出演にとどまらず、大都市を中心に全国で麻雀教室を開講している。2021年4月にはZoomを使った麻雀のオンライン講座を開講し、家でも麻雀を学べる環境を整えている。受講生からはチャットを通じて質問やコメントを受け付けるなど、常にファン目線に立った普及活動を続けている。

土田浩翔 Official Website~麻雀の宇宙へようこそ~

土田が指南する「マージャンセラピー」とは?

麻雀教室での活動にも精力的な土田だが、「マージャンセラピー」という講座も開いている。セラピーというだけあって「手牌を育て、心を育てる」ことをテーマにしている。まず己の弱さを知ることから始め、麻雀と向き合うことを大切にしているというこの講座。これまでのタイトルも「配牌を取るときの心の在りかた」「損得に捉われない世界へ」など、いかにも土田らしいが、その効果はいかほど?気になる方は是非一度講座を受けてみてはいかがだろうか。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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