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酒寄美咲「私、明るいぽんこつ!BEST16もよろしくね!」【GroupB ♯2 担当記者・中島由矩】

酒寄美咲「私、明るいぽんこつ!BEST16もよろしくね!」【GroupB ♯2 担当記者・中島由矩】

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まだGroupBなのに、ずいぶん攻めたタイトルだという自覚はあるが、「明るいぽんこつ」というフレーズは、決して酒寄美咲のことを悪く言っているわけではない。事前アンケートにおいて、酒寄自身が書いていたことをそのままタイトル名に採用したのだ。

上のスクショの左上、赤枠で囲んだところに注目してもらいたい。「自分の性格:明るいぽんこつ」と書いてあることが分かると思う。もちろん酒寄以外のシンデレラについても情報が出ているので、今後注目してもらえたら。

 

このGroup B♯2において、約20局にも及ぶロングゲームを制し、実に約6万点もの点棒を集めたポジティブシンデレラ、まずは酒寄にスポットを当てて書いていこう。

8巡目、酒寄にテンパイが入る。しかし、選択肢は複数あった。

①打[六]ダマ

②打[八]ダマ

③打[六]リーチ

④打[八]リーチ

 

①は、いったん役ありに構え、もし他家から先制リーチを受けたり、気になる仕掛けが入ったりした場合はオリていこうとう考え方だ。

②は、ツモ[五]やツモ[4][6]などを引き入れて、ピンフをつけにいこうという考え方だ。

それに対して、③は、リーチとイーペーコーの役をつけて打点を上げにいく考え方で、④は、役なしなのでリーチで役をつけ、出アガリできるようにするという考え方だ。

酒寄は③を選択。イーペーコー確定のペン[七]に受けてリーチを宣言すると、

見事一発でツモアガリ。4000は4200オールを手にして混戦から頭ひとつ抜け出した。

酒寄は、ダントツで迎えた南3局の親番でも、上のドラドラ赤の好配牌をもらうと、

第1打[4]でリャンメンを固定しつつ、将来[3][6]やペン[7]待ちになったときの布石を打ち、

目論見通りにはならなかったものの、[一][四]待ちに仕上げて、3巡目にリーチを宣言した。

最後は、高めの[四]で18000の出アガリ。勝負を決定づける。

「トップは酒寄」という雰囲気が色濃くただよう中、最後の最後まで諦めずに奮闘したのは石田綾音

石田はラス親の利を生かし、南4局3本場に反撃を試みる。赤3の好配牌を丁寧に育て上げ、カン[六]待ちのダマテンを経て、最後は[三][六]待ちにしてリーチに踏み切った。この高め[三]で18000、あるいは2枚見られる裏ドラを乗せて8000オールなどにできていれば、この試合のヒロインは石田だったはずだ。

この局は一軒テンパイで流局。しかし、続く南4局4本場で、再び石田の大物手が場を席巻する。

四暗刻への手替わりを待ちながら、悠々とツモアガリ。4000は4400オールを手にし、トップ目の酒寄まで5100点差に急接近した。

二頭の猛獣に四肢を食いちぎられながらも、懸命に耐えたのは、さくら美緒。

さくらは、縦長の展開になってから、プロ歴7年(シンデレラファイトラストイヤー)の経験を生かし、老獪な麻雀を披露。南4局5本場、イーペーコー・赤の2600をいったんダマテンに構えると、

待ちの広い[1][4][7]のノベタン三面張にし、

最後はロンアガリ。ラス脱落を回避し、3着をキープして、♯3にかける作戦に出た。

 

シーズン1・2と未出場ながら、このシーズン3は龍龍予選を優勝して本戦進出を射止めた夏目一花。最後は箱下5万点近くまで沈んだ夏目だったが、実は1番最初にチャンスをもらっていたのだった。

東家スタートの夏目が、自動配牌を起こしたところだ。ドラの[②]が暗刻で入り、他もタンヤオでまとまりそうなターツが入っている。

しかし、この手がどうにも仕上がらないまま、さくら美緒から先制リーチを受けると、

一発で3000・6000をツモられてしまい、親被りスタートとなってしまったのが痛かった。夏目の手が成就し、12000や6000オールを手にして始まっていれば、あるいはこの試合は夏目一花のものだったかもしれない。

ちょっとしたボタンの掛け違いで、今回は大きなマイナスになってしまったが、この経験を生かして今後大きく活躍してもらいたいシンデレラだ。

GroupB♯2で、トップを獲得したのは酒寄美咲。次戦免除でBEST16へと進む。2着の石田綾音と3着のさくら美緒は、♯3でのリベンジを誓う。♯2がロングゲームだっただけに、♯3への影響がないか心配だ。

無念のラスになってしまった夏目一花は、ここまで。龍龍予選優勝の誇りを胸に、この舞台を降りる。

各者の親番がなかなか落ちず、高打点が続出した。たった1牌を鳴くか鳴かないかの選択が、リーチと言うか言わないかの判断が、何万点もの点差になってシンデレラたちにのしかかってきた。

「ヘアメイクがついて放送対局に出られる」というと垂涎の的にも思えるが、たった1人の勝者を決めるために、たくさんの敗者が泣きながら舞台を降りていく姿も、目に焼きつけておかねばならない。

Day2結果レポート

#1,#3観戦記

熾烈なラス回避争い!強い気持ちを持ち続けられたのは…【GroupB ♯1 担当記者・神尾美智子】

敗北の経験【GroupB ♯3 担当記者・坪川義昭】

公式HP

 

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