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ネマタの天鳳日記 第110回

ネマタの天鳳日記 第110回

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 配牌で0メンツということで、遠いホンイツまで役牌残し。ドラなのでは残すとしての比較。今回はが表示牌に見えているので打としました。

 赤5がある麻雀だと無意識のうちに5を残しがちになりますが、赤5を使える受けに関して、5は5そのものだけなので1種3枚。一方3は4と赤5で2種5枚。

 「裏目」の赤5を引いた場合も、5を切っている赤5の方が、リャンメンが出来た時にフリテンが残らないのでカバーしやすいと言えます。

 赤5入りルールは赤無しに比べて浮き牌46の価値が高くなることはいえますが、5に関してはむしろ赤入りでも37牌の方が強いのではないでしょうか。

 よってドラ表示牌が赤でないの場合は細かい差ですが打とします。もちろん、タンヤオが見える場合は浮き牌5の方が37牌より上です。

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 1メンツできればメンゼンリーチも十分あるので、そこまで手役にはこだわりません。マンズをもう1枚引いてもホンイツに移行するかは微妙なところなので、やドラそばのよりは役牌から切ります。

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 雀頭が暗刻になって2メンツ。余談ですが、雀頭が無い場合は赤5ツモで雀頭が出来る方が、赤5絡みのターツができるよりも受けとして強いので浮き牌5の価値が37牌よりも高くなります。

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 1シャンテンでどちらのリャンカンを残すか。南家の河のをみるといかにもが山に残っていそうですが、も同程度には残っていそうですし、ツモでテンパイした場合は同じスジ待ちなら赤5があるカンに受けるところ。それなら単に自分でを1枚使っていることから打とします。

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 配牌でメンツもリャンメンも無かった手牌がすんなりリャンメンテンパイ。

 こういうケースもあるので、手役狙いの一環として字牌を抱えることはありますが、安牌としての役割しか果たさない字牌に関しては、序盤はアガリのために必要な数牌を切ってまで残さないように打っています。

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 明らかなピンズ一色手狙いの上家がをポンして通っていないを勝負。嫌な予感しかしませんが、テンパイした時点では明確にリーチすべきだったので仕方ありません。

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 低確率でしか起きない事象が頻繁に起こるとおかしいと感じてしまうものですが、「低確率でしか起きない、自分にとって都合の悪い事象」は無数にあるので、何らおかしいことはありません。最近の私の場合はダブロンが頻発しております(笑)

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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