こんにちは!
初めまして。日本プロ麻雀協会の藤嶺杏奈と申します。
皆さん、【咲ーsakiー】という作品をご存じですか?
麻雀をやっている方なら、名前を聞いた事はありますよね。
咲を読んだことがない方からよく、「主人公がカンして嶺上開花しまくる麻雀漫画でしょ?」という意見を聞くのですが…
ちょっと待ってください!!
間違ってはいないのですが…
彼女達が麻雀にかける思いや、背景が実はとっても感動的なんです!
咲にはたくさんのキャラクターが居て、一人一人に熱いドラマがあるんです。
この記事ではそんな咲の世界の魅力についてお伝えできたらなと思います。
まず私の事を簡単に自己紹介させて頂きますね。
3年前に全くの無知から雀荘で働き始め麻雀を覚えて、すっかりハマった翌年に日本プロ麻雀協会に入会いたしました。絵を描くのが趣味で、Twitter(@antn0812)やpixivに咲のファンアートなどをよく投稿しています。
麻雀の勉強になると思い咲を読み始めたのですが、実践的ではない部分も多く、あまり勉強にはなりませんでした(笑)
ですが、咲のキャラクターや世界観に魅了されてしまったのです。
その咲の物語の概要が、こちらです。
【咲ーsakiー】ってどんなお話?
舞台は21世紀、世界の麻雀人口は数億人を超えていた。日本でも大規模な大会が毎年開催され、実業団に所属する麻雀プロが存在し、一般にも認知されている世界で、プロに直結する成績を残すべく、日本全国の高校生麻雀部員達が頂点を目指し覇を競っていた。
そんな麻雀が普及した世界【咲ーsakiー】の主人公は、高校一年生の宮永咲(みやながさき)。
彼女は点数計算も完璧だが、両親と姉と4人で囲む家族麻雀で、負けるとお菓子がもらえない、勝ちすぎると怒られるという経験から麻雀が嫌いだった。さらに、両親が別居し、咲は父親のもとに残り、姉の宮永照(みやながてる)は東京に行った母親についていったため、家族で麻雀をすることはなくなっていた。
そんな彼女が進学したのは長野県の「清澄高校(きよすみこうこう)」。咲は入学しても読書にふけり、麻雀とは縁のない日々を過ごしていたが、ある日、麻雀部に入部した中学時代のクラスメイト須賀京太郎(すが きょうたろう)から、面子が足りないから一緒に打ってほしいと頼まれ、渋々卓を囲む。すると、驚異の三半荘連続プラスマイナスゼロというスコアを達成!これは、家族麻雀で怒られないようにと身に着けた咲の技だった。
これに触発されたのは前年度全国中学生麻雀大会個人戦優勝者のデジタル系雀士、原村和(はらむらのどか)。
三半荘連続でプラスマイナスゼロを意図的に達成するなどありえない、ともう一度咲との勝負に挑む。
ここで咲は部長の竹井久(たけいひさ)から勝つように打つよういわれ、見事嶺上開花からの四暗刻ツモを和了し圧倒的な実力差で勝利したのだった。
ちなみにこのとき咲が発したセリフは「役満アガったの初めて…。今まではできてもずっと崩してたから…」という完全な煽りともとられないものである。
麻雀が好きな和は、麻雀が嫌いだという咲に負けたことに悔しさを覚えるも、これがキッカケで咲に麻雀でもっと勝ちたいという意欲が生まれ、咲は入部を決意する。
実は、咲が麻雀で勝ちたいという理由の一つには姉、照の存在があった。照は全国大会2連覇中の強豪校、東京の「白糸台高校(しらいとだいこうこう)」の先鋒を務め、その圧倒的な強さから牌に愛された子の一人とされている。咲は両親の別居で東京に行った姉に一度一人で会いに行ったとき、口を聞いてもらえなかったという。咲は「私のこと怒ってるんだ…」と一人ごちるが、その確執の詳細は原作でも未だ明かされてない。それでも、麻雀を介すれば照と話せる気がする、全国に行って照に会いたいという思いが、咲の入部を促したのだった。
また、和にも全国大会で優勝しなければならない理由があった。東京の進学校への入学を拒否してまで清澄高校で麻雀を続けることを選んだ和には、麻雀のことを良く思っていない父親がおり、全国大会優勝を条件に、清澄に残ることを検討してもらえるという約束があったからだ。
互いの家庭事情を知った二人は、分かり合い、仲間とともに切磋琢磨して全国大会を目指していく───。
というお話です。
咲の世界では中高生の麻雀大会が地上波で放送されていて、まるで甲子園のような盛り上がりになっています。
Mリーグが始まってからの麻雀界の盛り上がりを見ると、こういった世界に現実も近づいて行ってるのかなと思いますね!
単行本は現在20巻まで発売中です。
漫画から読み進めるのいいのですが、アニメを先に視聴するのも手です。(県大会編と全国編で合わせて全25話)
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※無料配信期間:2020年4月1日(水)午前0時~4月12日(日)夜11時59分
2020年4月23日(木)午前0時~5月10日(日)夜11時59分
特に麻雀のルールが分からない方には、わたしはアニメから入ることをオススメします。
なんとなく誰が勝ってるのかが分かりやすいのと、可愛い女の子が凛々しく麻雀を打っている様子を眺めているだけで楽しいですので!
たくさんのキャラクター達の中から、きっとあなたの推しが見つかると思います。
如何だったでしょうか?
次回の記事では、各シリーズ・スピンオフの紹介をしていきたいと思います!