ケース27
全鳴き テーマ22のドラ役牌後付けのように、アガリのために特定の牌に依存するのでなければ、鳴くことによって警戒されることはあまり気にしません。アガリやすくなっているか微妙な仕掛けであればともかく、シャンテンが進むものは全て鳴いて進めた方がアガリやすいと判断します。
ケース28
全鳴き 元々平場でも鳴きが悪くなく、この点数状況なら2000点アガリの価値が高いので順位制なら迷わず鳴きます。
素点制でもトップを取れるかどうかで大差つくので基本鳴きますが、アガれなくてもほぼトップが取れるほど大差がついた場合に素点を稼ぐためにスルーすることも考慮には入れます。
リーグ戦のような数戦の合計を競う場合は、同卓者以外の点数状況にもよるので難しいところ。スルーした方がよいと言えるケースが存在することは言えそうですが、どのあたりに分岐点があるかは今後の研究課題です。人間の経験則、感覚がどこまで正しいのか気になります。
本記事に関するご紹介
例えば非常にいい配牌をもらったとき、これは一直線にアガリに向かえばいいだけなので、中級以上の打ち手であれば差がつきにくいですし、最終的にはロジカルに正解がでる部分です。
問題は悪い配牌をもらったとき。この場合はアガリに向かうのか守備に重心を置くのか、アガリに向かうにしてもどの手役を狙うのか(どの手役も遠い)、第1打から考えるべきことが多くなり、不確定要素も増えます。そしてこのジャンルは麻雀研究においても未開拓の分野です。
そして、この「超序盤の戦略」こそ、強者と弱者の差がつく、残された分野なのです。
問題は悪い配牌をもらったとき。この場合はアガリに向かうのか守備に重心を置くのか、アガリに向かうにしてもどの手役を狙うのか(どの手役も遠い)、第1打から考えるべきことが多くなり、不確定要素も増えます。そしてこのジャンルは麻雀研究においても未開拓の分野です。
そして、この「超序盤の戦略」こそ、強者と弱者の差がつく、残された分野なのです。
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