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「お散歩ポメラニアン」田渕百恵の武器は「鳴き」と「ハートの強さ」

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「お散歩ポメラニアン」という一見麻雀とは関係なさそうな二つ名で知られる麻雀プロが、今回紹介する田渕百恵だ。「ポメラニアン」という可愛らしい名前とは裏腹に、アグレッシブな鳴き仕掛けと強気な選択で貪欲に勝利を追い求める。数々の試合で魅せる麻雀プロの一人だが、麻雀を始めたきっかけは半ば強制的だったことやお酒にまつわるエピソードなど、卓外でのキャラクターも個性的だ。今回はそんな田渕百恵のプロフィール、雀風、彼女の特徴的な試合に迫っていこう。

目次

田渕百恵の基本情報・プロフィールデータ

名前 田渕 百恵(たぶち ももえ)
生年月日 1991年6月1日
出身地 北海道
血液型 B型
趣味・特技 バドミントン・料理
本人公式SNS Twitter
Ameba blog
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
プロ入会年 2015年
主なタイトル -

田渕は所属する最高位戦日本プロ麻雀協会でのリーグ戦の戦績が凄まじく、D1・C2・C1・B2リーグで4期連続昇級を決め、2022年はB1リーグで戦う。団体内の女流プロでも高い実力を誇るプロの1人といえるだろう。今後のタイトル獲得が期待されるプロの1人であることは間違いない。

経歴

1991年:北海道にて生まれる
2013年:大手自動車メーカーへ就職
2015年:最高位戦日本プロ麻雀協会北海道支部に入会
2022年:最高戦B1リーグに昇格

麻雀との出会い・きっかけ

田渕が麻雀と出会ったきっかけは姉の影響だったそうだ。麻雀に対して「難しそうなゲーム」のイメージを持っていたため当初は敬遠していた田渕だったが、姉が麻雀を打てるメンバーを集めていたという事情があって、ルールを覚えさせられたという。当初は自発的ではなかったものの、麻雀に触れ合う中で少しずつその魅力にのめり込むようになった田渕は、ゲームセンターのオンライン麻雀ゲームで訓練を積んでいく。

高校卒業後、田渕は自動車メーカーの工場に就職。これが田渕の麻雀人生のターニングポイントとなる。田渕はその工場で社員が集まる麻雀に参加していたのだが、そこに参加していたうちの1人がなんと最高位戦北海道支部の事務局長だったのだ。その事務局長から最高位戦のプロテストを受けるように誘われて一度は断った田渕だったが、熱心なスカウトを受けて最終的にはテストに挑戦することを決意。見事に最高位戦のプロテストに合格したのであった。

田渕百恵の打ち方や雀風

シンデレラリーグ2020にて、放銃を見事回避する田渕百恵

田渕の打ち方の特徴は「鳴き」である。二つ名の「お散歩ポメラニアン」は"とりあえず鳴いてみる"という田渕の雀風からも名付けられている。

実際に、麻雀ウォッチ シンデレラリーグでも田渕の鋭い鳴きが輝く場面は多かった。手役が狙えるとみれば時にリャンメン待ちを崩してでも鳴きの機動力を優先し、リーチに固執することなく堅実に中打点のアガリを取りに行く。鳴いて先制テンパイを目指すのが田渕の得意パターンだ。

田渕百恵の対局時の様子

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 予選第3節CブロックB卓

©AbemaTV

予選Cブロックの最終節、田渕はブロック5位という立ち位置で、このままでは予選敗退となる状況だ。しかし1回戦の南3局、与那城が先制リーチをかけているところへ果敢に喰らい付く。この強烈な攻めの姿勢が功を奏し、リーチ・タンヤオ・ピンフ・三色同順・ドラ3の倍満をアガって見事にトップを獲得した。

好調なスタートを決めた田渕だったが、2・3回戦でポイントを減らして再び窮地に追い込まれる。しかし田渕はこの土壇場でタンヤオ・ドラ3の親満貫、發・ホンイツ・トイトイ・ドラ3の倍満を和了。トップをもぎ取ってプレーオフへの進出を決めた。

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 2018 予選第2節Cブロック2卓

©︎麻雀スリアロチャンネル過去放送動画

この日の対局前における田渕のブロック順位は6位。これは予選敗退となってしまう立ち位置だ。意地でもポイントを稼ぎたい田渕は、1回戦でライバルにリードを許すもオーラス親番でねばりを見せて逆転トップ。2回戦も、東1局から清一色・ドラ1の12000を和了するなど好調で、連勝を決めた。このリードを守り切りたい田渕は見事なゲーム回しで3・4回戦を3着2着と無難にまとめ、ブロック4位のプレーオフ圏に浮上。攻めるべき時は攻め、守るべきときは守る、田渕の秀逸な立ち回りが光る対局となった。

第46期最高位戦B2リーグ最終節 2021/10/30

トップのまま最終節を迎えて、B1リーグ昇級を目前にした田渕。最終節でもその勢いは衰えず、次々とアガリをものにする。この日の4試合では、初戦トップに2戦目もトップ。3戦目は2着だったものの、ポイントはプラスして最終戦へ。この日3度目のトップで締めくくると、結局1日で167ポイントも叩き出し、ぶっちぎりの1位でB1リーグ昇級を決めたのだった。

SNSでの評価・評判

SNS上では、「一緒に麻雀を打っていて楽しい」「所作がかっこいい」といった評判が並ぶ田渕。ファンの間でも田渕=お酒のイメージは定着しているようだ。

同卓者と楽しく麻雀が打てて、なおかつしっかり勝つ。田渕は正真正銘のプロといえるだろう。

酒の席と対局中のギャップも、ファンを惹きつける田渕の魅力のひとつだ。

やはり田渕とお酒は切っても切れない関係にあるようだ。田渕は麻雀だけでなく、酒の席でも多くの人を笑顔にしている。

田渕百恵のおすすめ動画

これが「お散歩ポメラニアン」の真髄!驚異の速攻アガリ

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ 予選第2節Cブロック2卓より。田渕は親の第1打[①]をポンして積極的に仕掛ける。さらに[白]もポンするとその勢いは止まらず、[八][九]と落としてホンイツに一直線。[中]もポンしてあっという間に白・中・ホンイツ・トイトイの3000・6000をアガりきった。最序盤から積極的に仕掛けて主導権を握る、田渕の真骨頂を見て取れる動画となっている。

親の3メンチャンリーチにも屈しない

麻雀ウォッチ シンデレラリーグ2021決勝の最終戦からピックアップしたこちらの動画。この1戦に勝てば優勝という大事な局面で、田渕は南入して4番手と苦しい立ち位置。苦難は続き、南1局でも親からの先制リーチを受けて絶体絶命の状況だ。リーチに対する一発目、田渕は暗刻にしていた[発]をツモって選択を迫られる。イーシャンテンではあるものの、押し返せると判断した田渕はこれを暗カン。このカンによって見事にテンパイして追っかけリーチ。2人のめくり合いは親が田渕の当たり牌[⑤]を掴んで勝負あり。裏ドラとカンドラも乗って跳満となった。追い込まれた状況から勇気を振り絞って戦ったことでアガリにつなげる、田渕のハートの強さが表れた1局だった。

近藤誠一も注目の百恵ちゃんブログ

Mリーガーの近藤誠一は、所属団体が最高位戦日本プロ麻雀協会と田渕の先輩である。普段から田渕のことを気にかけているようで、YouTube『麻雀遊戯王』の動画内で、普段から田渕のブログを見ていると発言している。

 

田渕百恵のニュース・こぼれ話

最高位戦のオフィシャルショップでグッズを販売

最高位戦日本プロ麻雀協会のオフィシャルグッズショップで、田渕のオリジナルグッズを購入できる。気になるラインナップはスマホカバー・スマホリングとレザー製のお守りだ。田渕が自らデザインしたもので、彼女がこよなく愛する犬やビールが描かれている。スマホカバーとスマホリングは受注生産のため、ほとんどの機種で装着可能だ。田渕のファンであればぜひとも持っておきたいアイテムばかりだろう。

グッズの購入はこちらから↓
https://saikouisen.official.ec/categories/3886377

あの百恵ちゃんが2ヶ月間禁酒した!

座右の銘を「ビールは一日3リットルまで」と表明しているほどお酒が好きな田渕。ある日健康診断を受診した結果、医者から2ヶ月間禁酒するように伝えられた。この言葉を聞いた瞬間は「無理だ」と感じた田渕だったが、麻雀同様に意志の強さを発揮して2ヶ月間の禁酒をやり遂げた。健康診断の数値は正常値に戻り、多くのファンから「よく頑張った」「えらい」といった称賛が寄せられたのだった。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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