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【競技麻雀の教科書】情熱と継続が生み出す水巻渉の強さに迫る

【競技麻雀の教科書】情熱と継続が生み出す水巻渉の強さに迫る

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「競技麻雀の教科書」と呼ばれ、強者揃いの麻雀プロの中でも特に高い実力を持つと言われる麻雀プロ、それが水巻渉だ。水巻の強さの根幹にあるのは、気の遠くなるような学びと経験の積み重ね。自分の麻雀に関して、「間違えないところを見てほしい」という水巻の言葉は、難しい選択が次々と押し寄せる麻雀という競技において生半可な覚悟では発することのできない言葉だ。この言葉は水巻の血のにじむような努力が生み出した自信を表しているといえよう。今回はそんな努力の人、水巻の麻雀に迫っていく。

目次

水巻渉の基本情報・プロフィールデータ

水巻渉

名前 水巻渉(みずまきわたる)
異名 競技麻雀の教科書、絶対バランス
生年月日 1976年5月29日
出身地 新潟県
血液型 A型
趣味・特技 ももクロ、お酒
本人公式SNS Twitter
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
プロ入会年 1998年
主なタイトル 第17,22,23期 發王位
第10期 麻雀マスターズ 優勝麻雀駅伝2018 優勝

日々情熱を持って継続できる人こそが、麻雀が強くなる人だと語る水巻。そんな水巻は、昔から他の麻雀プロと共に麻雀の研究に明け暮れ、数多くの学びと経験を積み重ねてきた。麻雀を打つ時も、自分の納得のいく麻雀を継続して、積み重ねることを非常に大切にしている。「継続は力なり」という言葉を体現している麻雀プロだといえるだろう。

経歴

1998年:最高位戦日本プロ麻雀協会 入会
2001年:第10期 麻雀マスターズ 優勝
2008年:第17期 發王位
2013年:第22期 發王位
2014年:第23期 發王位
2018年:麻雀駅伝2018 優勝

麻雀との出会い・きっかけ

水巻の麻雀との出会いは高校生のころ。父に教わってからというもの、高校の友人とひたすら麻雀を打ち続けていたという。このころすでに麻雀関連の書籍にも興味を持ち、これらを読み漁っていたという水巻。その麻雀への熱はとどまることを知らず、大学に入学した後もフリー雀荘に通い、ひたすら麻雀に打ち込んだそうだ。そんな中、雀荘の知人に誘われて最高位戦の対局を観戦することとなった水巻は、そこでトッププロの麻雀を目撃することとなる。圧倒的な強さに魅せられた水巻は、このレベルの猛者と戦いたいと思うようになり、最高位戦への入門を決意。見事に合格を果たし、プロとしてのキャリアを歩み始めることとなった。

水巻 渉(最高位戦日本プロ麻雀協会)

水巻渉の打ち方や雀風

最高位戦が大逆転優勝 村上淳が意地の区間賞/ 麻雀駅伝2018 Final Round RTDルール

水巻プロの雀風は門前、副露にこだわらず、自分が少しでも勝利に近づけると思う選択を徹底的に遂行するバランス型。自身の麻雀について「いたって普通の麻雀」「あんまり特徴も無い」と語っていることからも、基本に忠実なオーソドックスな麻雀であることがうかがえる。しかし、基本に忠実に打ち続けることが非常に難しいというのは、麻雀を打ったことがある方なら身をもって痛感しているはずだ。それをミスなく完遂する麻雀は、水巻の途方もない知識や経験の裏付けともいえるだろう。

水巻渉の対局時の様子

The All Star League 2018第4節 2018/2/14

『The All Star League 2018』出場選手発表 16チーム目は11月18日の争奪戦で決定!

水巻が持ち前の正確無比な選択を見せたのがこの一局。中盤、水巻はカンチャンながらも先制テンパイ。タンヤオのついた役ありテンパイということもあって即リーチかと思いきや、水巻はここでテンパイ外しを選択。リャンメン変化やドラ引きを重視した丁寧ながらも大胆な一打だ。数巡後、赤5筒を引き入れて変則三面張テンパイを果たし、文句なしのリーチ。広くなった待ちでライバルからドラを打ち取り、裏ドラも含めて跳満のアガリに仕上げた。即リーチをしていた場合はアガれていない展開だったことも相まって、水巻の精密な選択が輝く一局となった。

第46期最高位戦A2リーグ 第4節 2021/5/8

水巻が場況を正確に捉え、的確な打牌選択を見せたのがこの一局。中盤、水巻プロの手牌には筒子の2∼8が並ぶ。横伸びに期待してもよし、アタマ待ちの三面張にしてもよしの良い形だが、水巻はここから8を打ち出して筒子を2面子で固定。実はこの時、筒子は数多く河に放たれていて、横伸び、アタマ作り、双方とも期待できない状況だったのだ。この選択が功を奏して順調にテンパイした水巻だが、ここで最後の難関の待ち選択。解説陣も悩むほどに難しい待ち選択だったが、意を決してリーチした水巻はライバルからの出アガリに成功。難しい選択の連続でも、的確に最善のルートを導き出した水巻の手腕が光る一局だ。

麻雀駅伝2018 2018/7/16

【7/16(月)13:00】麻雀駅伝2018 2日目(一発裏なし)

水巻が難しい手牌からバランスのとれた的確な選択を披露したこの一局。東4局、点数状況はほとんど横並び。親がダブ東を含む2副露、下家がホンイツ仕掛けという空中戦。ここで水巻はタンヤオ一盃口のテンパイするもダマテンを選択。次巡、変化を見込める牌を持ってくるも、変化させるためにはテンパイ気配の他家に対しての危険牌を2枚も切らなければならない。ドラ待ちゆえに打点十分ということもあって、水巻は変化を見ずにツモ切りを選択。するとすぐさまドラをツモり、2000-3900のアガリを決めた。難しい選択肢の中から最もバランスの取れた一打を選択し、水巻が試合の流れを引き寄せた一局だ。

最高位戦が大逆転優勝 村上淳が意地の区間賞/ 麻雀駅伝2018 Final Round RTDルール

SNSでの評価・評判

SNSには、トッププロからも認められる水巻の麻雀の実力の高さに関する声が溢れていた。また、水巻の麻雀をもっとたくさん見たいという声も多く、Mリーグ参戦を望むファンは非常に多いようだ。

Mリーグで活躍中のトッププロ、多井隆晴からも絶賛される腕前の水巻。

小林剛にも称賛される水巻。水巻の麻雀をもっと見たいという声は特に多かった。

水巻のMリーグ参戦を望む声は非常に多く見受けられた。現在、最も盛り上がっている放送対局といえるMリーグ参戦が実現すれば、水巻の麻雀を観戦できる機会は格段に増えるはずだ。

水巻渉のニュース・こぼれ話

ももいろクローバーZの大ファン

水巻はアイドルユニット「ももいろクローバーZ」(以下、ももクロ)の大ファン。10年来の大ファンだそうで、一番熱が入っていた時期にはあらゆるライブに申し込んでいたそうだ。特にリーダーの百田夏菜子さんの大ファンだそうで、ももクロのメンバーが頑張っているところを見ると、感動して涙することも。水巻の元気の源となっているようだ。

お酒の席でも麻雀談義

かつては朝まで飲み明かしていたというほどお酒が大好きな水巻。お酒の席で他のプロと麻雀の話にふけるということもあったそうだ。対局に加え、後ろ見や牌譜検討をした後にお酒の席でも麻雀の話。麻雀が大好きだということが伝わってくるエピソードだ。お酒×麻雀という水巻にとっての至福の時間は、現在の水巻の強さに繋がってているに違いない。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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