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もっと勝つための現代麻雀技術論 第144回 「あがれない方を引いた場合」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第144回 「あがれない方を引いた場合」

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 前回は片アガリ形が残る形の打牌選択について取り上げましたが、片アガリテンパイに受ける以上、あがれない方の牌を引いてフリテンになってしまうこともあります。

 今回は、役牌と何かのシャボでテンパイしていて、あがれない方の牌を引いた場合にどうすればよいかを考えます。

 あがれない方の牌を引いた場合、取り得る選択肢は、暗刻を落とす、順子を落とす、雀頭を落とす。以上の3通りに分けられますが、どの選択が有力かは手牌と局面、他家から役牌が出ることが期待できるかによって変わります。

暗刻を落とす(フリテンテンパイを維持)

 メリットは役牌をツモればそのままあがれること、デメリットは他家から役牌をポンしてもすぐにはフリテンを解消できないことです。

 単騎待ちには受けられるので、次巡以降フリテンにならない牌を引けばフリテンを解消できますが一歩遅れます。

 テンパイを維持できるとはいえ残り2枚の牌をツモらないとあがれないのでアガリ率はかなり低いので、基本は役牌をポンした時にあがりやすくなるように順子を落とすことが多いとみます。

 逆に言えば、他家がこちらの鳴き手に対して降りていて役牌が出ることが期待できない場合はテンパイ維持が有力になるということです。

 役牌トイツがドラ、こちらの鳴きが他家からみて役牌持ち以外が考えにくい場合というのがその一例です。安手の場合はアガってもテンパイ料と大差ないですが、役牌ツモで満貫になるのでアガリ逃しの損失が大きいというのもありますね。

順子を落とす 

 役牌をツモっても即アガリにならなくなりますが、役牌をポンした時にフリテンを解消できます。役牌が出ることが期待しやすく、ポンした時にノベタン以上のテンパイになる場合は特に有力です。

 どの順子をどこから切るかが問題になりますが、他で雀頭が出来ることでもフリテンを解消できるので、雀頭を作りやすい面子候補が残るように落とします。

 雀頭を作りやすい面子候補については第81回をご参照下さい。例えば順子部分がなら、打とするとをツモるか鳴くかで雀頭ができるので打よりフリテンを解消しやすくなります。

 のように暗刻と順子がくっついている場合は打と順子の真ん中から落とす手があります。テンパイ外しになりますが、をチーしてフリテンを解消することができます(が残っていると食い替えになる)。

 ただしを切っているのにでチーするのは手順として不自然なので、役牌の片アガリと読まれてしまうかもしれません。読まれるとしても役牌が出ることが期待しやすい場合は有力ですね。

雀頭を落とす

 役牌トイツを落とすので役牌ではあがれなくなりますが、役牌を落としてタンヤオがつく手牌ならその方があがりやすいです。

 単騎テンパイに取れるので、流局間際で役牌が通っている場合も危険牌を引いてもテンパイを維持できることから雀頭を落とします。

 役牌を落としてタンヤオになるケースに限らず、役牌以外の手役がないかについては確認するようにします。

 1面子落として代わりに面子候補ができれば全体役(ホンイツ、トイトイ、チャンタ)ができる場合はその面子を落としますし、2つの順子の数字が同じなら暗刻を落とすことで三色、同色で同じ数字を含まないなら一通を狙うことができます。暗刻が2つあれば順子を落としてツモり三暗刻になる変化が残ります。

 今回取り上げた題材は利用頻度が高くないマニアックなものではありますが、鳴いた後の手作りに強くなってこそ、鳴きを有効に使えるようになります。参考にしていただければ幸いです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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