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もっと勝つための現代麻雀技術論 第145回 「浮いた字牌の扱い方」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第145回 「浮いた字牌の扱い方」

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 浮き牌字牌の扱い方

 字牌の扱い方に関しては、次のような4つの考え方があります。

参考:字牌の扱い方 - 麻雀一番街

1、「鳴かれる前に字牌を先切りする」

 巡目が進むほど他家に重ねられる確率も上がるので、他家に鳴かれることを避けるのであればなるべく早い巡目で切る方がよいという考えです。

 この考えに従うと、鳴かれやすく、(全員の風牌である場風牌、三元牌は鳴かれやすい)鳴かれる損失が大きい牌(場風牌は鳴くと2翻になる他家がいる)を先に切ることになるので、場風牌→三元牌→客風牌→自風牌の順に切ることになります。

2、「手役をつけるために字牌を残す」

 鳴いても役有りならメンゼン限定で進めるよりあがりやすくなりますし、他に手役がある場合も打点を上げることができます。

 この考えに従うと、他家にとって使いにくい役牌ほど鳴きやすいので、客風牌→場風牌→三元牌→自風牌の順に切ることになります。

3、「鳴かれないように字牌を絞る」

 役牌を鳴かれると鳴いた他家の手が進み、他の牌も鳴いて手が進めやすくなるので自分の手のアガリ率も落ちます。

 そのため役牌をなるべく打たずに手を進めようという考えです。

 この考えに従うと、鳴かれる前に先切りとは逆に、自風牌→客風牌→三元牌→場風牌の順に切ることになります。

4、「安牌として字牌を残す」

 字牌は数牌に比べると安牌になりやすいので、放銃を避けるために字牌を残すという考え方です。

 この考えに従うと、字牌の中でも鳴かれる損失が大きい牌ほどリーチに対しても危険になりやすいので、鳴かれる前に先切りと同様、場風牌→三元牌→客風牌→自風牌の順に切ることになります。

 1~4まで、どれも一理ある考え方であり、使いようによってはどれも悪いものではありません。問題は、「どんな局面で、どの考え方を使うか」です。

 巡目が早い段階でアガリを目指すことが前提であれば、3(絞り)よりは1(先切り)を優先すべきです。

 巡目が遅くなればなるほど鳴かれたりロンされたりする可能性が上がってしまいますし、鳴かれないために絞り続けたら自分の手牌のアガリ率を落とすことになりますからね。

 巡目が遅く今から切っても鳴かれる可能性が高いのであれば絞ることもありますが、これは局面次第ですね。この辺りは状況判断の回で改めて取り上げることにします。

 2(重なり)をみて役牌を残すかについては、2(重なり)を狙うメリットが低い手はメンゼンでもテンパイしやすいうえに高い手で、そのような手は他家に役牌を重ねられて鳴かれて自分のアガリ率が落ちるデメリットも高くなるので1(先きり)が有力になります。

 一方、2(重なり)を狙うメリットが大きい手はメンゼンでテンパイしにくい手で、そのような手は4(安牌残し)の観点からも字牌残しが有力で、他家に役牌を重ねられるデメリットも低いので1(先切り)はあまり有力でないからです。

 むしろ、リーチで高い手をツモられる可能性や安牌に窮して放銃する可能性も減るので鳴かれることがメリットになるまでありますね。

 よって、巡目が早い段階でアガリを目指すことが前提であれば、字牌を残すかどうかは自分の手牌にとって必要かどうかで事足りると私は考えます。

 具体的にどの程度残すべきかについては、第59回第66回 第77回 や、第85~89回のおさらいも兼ねて次回以降取り上げることにします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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