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もっと勝つための現代麻雀技術論 第166回 「ベタオリの手順④」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第166回 「ベタオリの手順④」

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 今回は1枚見え字牌について。いわゆる、「生牌(ションパイ)」の字牌です。

 リーチ全体の放銃率でみればCランク相当としましたが、実際は結構危険度が変動することも多いのが字牌待ちです。数牌と異なり順子としては使えないため場に切られやすいはずの牌にもかかわらず巡目が深くなっても出てこないとなると、数牌以上にトイツで持たれている可能性が高まるからです。

 一般的に序盤ならスジ28牌より放銃率が低くなりますが、中盤ならスジ28牌と同程度、中盤過ぎるとスジ28牌以上に危険になり、終盤となると無スジ19と同程度にまで危険度が上がります。

 基本的な牌の危険度表を活用しやすいのは、捨て牌の情報も少なく現物も少ないことが多い巡目が早い段階なので、便宜上1枚見えの字牌もCランク相当としましたが、特に中盤以降リーチ相手に字牌を切ろうとする場合は、「数牌の中で他により通りやすい牌がないか」を再確認されることをお勧めします。

 第164回でも申しましたが、「当たるとしたら、どのような待ちが残っている場合か」を意識しておくと、字牌より比較的通りやすいと言える数牌を探しやすくなります。次回以降、スジやノーチャンスの話が出た時にまた取り上げることになると思いますが、例えばのリャンカンがある場合、アガリに遠い段階でからいきなりを切ってカンチャンに固定するケースはあまりないので、リーチ宣言牌よりも前にを切っている場合、スジ28牌の危険度は下がります。これだけではシャボや単騎待ちの可能性は残りますが、更にリーチ宣言牌よりも前にが切られているとなるとそのケースも考えにくくなるので更に危険度が下がります。 

 このように、数牌については、「当たるとすれば、3枚からなる面子候補を早い段階で悪形面子候補に固定したことになり、手順上考えにくいので通りやすい」と言える場合があります。一方、字牌にはこのようなケースがありません。むしろ、待ちとして残った場合は他家にとって使いにくいから出やすいので残すという、打ち手の意志が働いて残されやすくなるという面もあります。

 一般的には、打ち手の意志よりも、統計的な面子のできやすさの影響の方が大きいですが、全体で見ても巡目が深い段階では1枚見え字牌がスジよりも危険になるのですから、「当たるとすると手順が少し不自然な数牌」と、「当たってもおかしくない字牌」との比較であれば、なおのこと前者を先に切るべきと言えます。

 C~Dランクの牌は降りる際に現物が無くて切ることになることが何度も出てくるので、細かい危険度の差であっても戦績に影響しやすいところです。繰り返しになりますが、このランクの牌を切るときは特に、「当たるとしたら、どのような待ちが残っている場合か」を意識して降りる牌を選ぶようにすることをお勧めします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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