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もっと勝つための現代麻雀技術論 第164回 「ベタオリの手順②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第164回 「ベタオリの手順②」

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 前回に引き続き、ベタオリの手順について補足していきます。

Bランク(スジ19牌)

 当たるとすれば単騎かシャボ待ちです。同じく単騎かシャボにしか当たらない字牌より危険度が低くなっているのは、19牌は順子にも使えるので、その分単騎やシャボ待ちが残る可能性が字牌に比べて低くなるためです。スジ19程度の牌なら、1シャンテンでも大抵の手は押して問題ありません。

 逆に言えば、単騎やシャボが残っている可能性がそれなりにあると読める場合は、スジ19とはいえそれほど安全と言えない場合もあります。

 典型的なのはを切った後でを切ってリーチした場合のです。単にと切っているだけなら単純なカンチャン落としの可能性もありますが、と切ってリーチしている場合はどうでしょうか。

 が不要であったにもかかわらず、安牌になりやすいを残さずにをテンパイまで残したことになります。が不要かつが手牌に必要となると、考えられるのはと持っていたケースくらいです。よってスジ19とはいえ、結構危険度が高くなります。それなりに出現頻度が高いうえに、危険度が大きく変わることになるのでこのケースは覚えておくことをお勧めします。

 このケースに限らず、スジやノーチャンスの牌でも比較的危険度が高くなるのは、リーチ宣言牌が、のように、3枚からなる面子候補の一部である可能性が高いと読める牌で、面子候補が面子にならずに待ちとして残っている場合はスジ待ちでも当たるケースです。

 逆に言えば、3枚からなる面子候補を、早い段階で2枚からなる悪形面子候補に固定するケースは少ないので、リーチ宣言牌よりかなり早い段階に切られている牌のスジについては、リーチより後から切られてスジ待ちになったケースよりも危険度が低くなることが多くなります

 スジ牌については単に危険度表通りに打つだけでなく、「当たるとしたら、どのような待ちが残っている場合か」を考えながら判断するのが有力です。同じことはC、Dランクのスジについても言えますが、具体的には次回以降解説することにします。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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