仲間内や家族で麻雀を楽しみたいものの、人数や時間がネックになって対局ができない場合もあるだろう。そんなときに便利な、より少人数・短時間でプレイできる麻雀要素を含んだゲームがあるのをご存知だろうか。今回は麻雀ができる環境になくとも麻雀と同じように頭脳を使い、スリルを味わえるゲームをご紹介しよう。思考力などが鍛えられ、麻雀力アップにも役立つこと間違いなしだ。
牌を使う麻雀系ボードゲーム
まずは、麻雀に似たプレイスタイルで楽しめるゲームをご紹介しよう。麻雀牌の感触や卓を囲む雰囲気が好きという方は多いだろう。牌を使う麻雀系ゲームはルールも麻雀と似通ったものが多く、麻雀好きならどのゲームも存分に楽しめるはずだ。
すずめ雀
プレイ可能人数 |
2~5人 |
所要時間 |
30~40分 |
参考価格 |
¥3,740 |
購入ページ 購入可能店舗情報 |
「すずめ雀」は索子の1〜9ととのみを使って行う、コンパクトかつシンプルな麻雀ゲームだ。麻雀が4面子1雀頭でアガリなのに対し、すずめ雀は牌を6枚使った2面子で完成だ。ポン・チーがないことに加えて役も少ないのでルールが分かりやすく、麻雀を知らない方でもすぐにマスターできるだろう。いずれ麻雀を覚えたい方への麻雀入門としてもおすすめだ。
元祖ドンジャラ ドラえもん
プレイ可能人数 |
2人~4人 |
所要時間 |
30~40分 |
参考価格 |
¥3,509 |
購入ページ |
BANDAIの「元祖ドンジャラ ドラえもん」は1980年から愛されるロングセラー商品だ。同じキャラクターの牌を3面子揃えればアガリで役の種類も多いため、難易度でいえば前述の「すずめ雀」と麻雀の中間といった立ち位置になるだろう。基本ルールとは別に付属のカードを使って特別効果が発動するルールなどもあり、一風変わったゲームを楽しむことができる。基本のドンジャラ以外にも、牌やカードを使ったゲームがなんと全55種類もプレイでき、一つで長く楽しめる商品となっている。
大寿司(ダイスーシー)
プレイ可能人数 |
2~4人 |
所要時間 |
30分~1時間 |
参考価格 |
¥7,880 |
購入ページ |
「大寿司」は麻雀用品の製造メーカーとして有名な大洋技研の商品で、ドンジャラルール、麻雀ルールの両方で対局が可能だ。牌には様々な寿司ネタがあしらわれており、視覚的にも楽しめること間違いなし。寿司ルールではリーチを「おあいそ」、アガリを「らっしゃい」と発声する。威勢のいい発声で場が盛り上がることだろう。
なお、こちらの商品はマットが付属していないのでこちらの記事も要チェックだ。
短時間で楽しめる麻雀系ボードゲーム
麻雀においては半荘で1時間以上、東風戦でも30分以上かかることは珍しくなく、時間がかかりすぎるがゆえに敬遠している方もいるのではないだろうか。ここからは、あまり時間がない時や短時間でスピーディに楽しみたい場合にぴったりの麻雀系ゲームをご紹介しよう。
一向聴麻雀
プレイ可能人数 |
2人~ |
所要時間 |
10分~ |
参考価格 |
¥300 |
購入ページ |
その名の通り、一向聴から始まる麻雀ゲーム「一向聴麻雀」をご紹介しよう。さまざまな一向聴の配牌が描かれたカードと、ツモ用カードを引いてアガリを目指すという麻雀ゲームだ。一向聴スタートなので一局が短く、テンポよくゲームが進行する。何をツモればどういう待ちになるのかという考察が必要なので、実際の対局でのスキルアップにも繋がるだろう。麻雀初心者の勉強用ツールとしてもおすすめだ。
ヤオチュー!
プレイ可能人数 |
2人~4人 |
所要時間 |
約20分 |
定価 |
¥2,200 |
購入ページ |
「ヤオチュー!」はその名の通りヤオチュー牌(一九字牌)だけを使って2面子1雀頭もしくは4対子でアガるという、麻雀要素の強いルールのゲームだ。総カード枚数はトランプほどなので付属品を加えてもコンパクトにおさまり、持ち運びに適しているのも魅力の一つ。一九字牌だけなので役満レベルの手が揃いやすく、高打点の役を狙う楽しさが味わえるゲームになっている。カードにプリントされたキャラクターは渋みのあるテイストで、クスッと笑える絵柄がクセになる。
DOMEMO(ドメモ)
プレイ可能人数 |
2~5人 |
所要時間 |
5~15分 |
参考価格 |
¥2,540 |
購入ページ |
「DOMEMO」は公開情報をもとに自身が持っているカードの数字を特定する数当てゲームで、与えられた情報から手札を推測するという点が麻雀との共通点だ。また、熟達してくるとプレイヤーの宣言内容が他のプレイヤーのヒントにつながる、といったハイレベルな読みあいに発展する。頭を使うゲームだがルールは非常にシンプルなので子どもでも覚えやすく、幅広い年代で楽しめるゲームだ。
2人から楽しめる麻雀系ボードゲーム
麻雀をするにあたっては、誰しも人数集めに苦労した経験があるのではないだろうか。そこでここからは、4人集まらずとも2人で充分楽しめる麻雀に似たゲームをご紹介しよう。
鮪づくし
プレイ可能人数 |
2人 |
所要時間 |
約20分 |
定価 |
¥2,200 |
購入ページ |
「鮪づくし」はマグロの寿司ネタが描かれたカードで行う、2人用の寿司麻雀ゲームだ。カードには様々なマグロの寿司ネタが描かれ、それらが並ぶさまはまるで寿司屋のメニューのようだ。アガリの形は2面子もしくは3対子で、配られたカードの中で自分の好きな役を聴牌の状態まで作ってから勝負が始まる。使わなかった残りのカードを1枚ずつ場に捨て、相手の捨て札でアガリを目指すというルールだ。相手がアガリそうなカードを推測して見極めるスリルが緊張感を呼ぶゲームとなっている。
ラミィキューブ
プレイ可能人数 |
2~4人 |
所要時間 |
10~30分 |
参考価格 |
¥3,960 |
購入ページ |
「ラミィキューブ」は世界大会が開かれているほどプレイヤー人口が多い、人気ボードゲームだ。4色で色分けされて数字が書かれた14枚のタイルで、違う色で同じ数字もしくは同じ色の数字の連番という組み合わせ(ともに3枚以上)を作る。順に場に出していき、14枚全てを出し切れば勝利、というルールだ。このゲームを奥深くしているポイントは、相手が場に出したタイルも利用して自分のタイルを出せるという点だ。有効なタイルの組み合わせ方の考察が求められるため、やればやる程にハマること間違いなしだ。
麻雀系の頭脳ゲームで麻雀力もアップ
本記事では、麻雀に似たルールや魅力を持つボードゲームを紹介してきた。麻雀初心者でも分かりやすいシンプルなゲームから、麻雀のスキルアップにも繋がる奥深いゲームまで、その種類は様々だ。大人から子どもまで楽しめるゲームが揃い踏みなので、家族で対戦すれば大いに盛り上がることだろう。頭脳ゲームで培える推理力や記憶力は麻雀にも活きてくる。麻雀の代わりとして使うだけでなく、他のゲームで得られる新たな視点も活かして麻雀力を鍛えてみてはいかがだろうか。