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もっと食うための現代大食技術論 第68回

もっと食うための現代大食技術論 第68回

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大阪の新しい大食い聖地となりつつある、「らぁめんまるなか」。関西滞在時に伺おうと思っていたのですが、面識ある大食いブロガー勢がオフ会をすると聞いて居ても立ってもいられず、福岡から夜行バスを飛ばして大阪まで向かったのでありました。

まるなかのウリは、大量の鶏を使った濃厚鶏白湯スープ。普通のラーメン屋ではコストがかかりすぎてとても再現できない、鶏屋だからこそできる逸品がいただけます。

とりあえずオードブル。丸ごとチャーシュー。大量の鶏唐揚げ。巨大な鶏つくねを揚げたもの。これがテーブル毎に1つずつ。大食いオフなだけに初っ端のオードブルからこのスケール。ちなみにこの巨大鶏つくね。その圧倒的な力強さから霊長類最強の女性、「吉田沙保里」の名前がついているそうです(笑)

お次は新鮮な鳥刺し。これも実に美味そうです…しかし参加者の方がテーブルに次々と並べられる鶏料理に舌鼓を打つ中、ネマタは未だに料理に手をつけずスルー。その理由は…

こちらの大食いチャレンジが出来るかどうか気になっていた為。今回は店舗貸し切りイベントの為、チャレンジ用のラーメンが提供できるかどうかはお店の状況次第。その為料理に手をつけず待機していたのでした。鶏料理をたらふく食べた後で大食いチャレンジできるほど胃袋に余裕があればよかったんですけどね笑

お店の方から、メインイベントの前に3kgラーメンを提供していただけることになりました。ちなみに「赤阪スペシャル」とは、伝説の大食い女王赤阪尊子さんがプロデュースされたもの。総重量5kg。しかもラーメンの上にお店謹製の肉料理がたっぷり載ったスペシャルバージョン。私には完食すらまず無理な代物です。それなのにその下には「超赤阪スペシャル」と書かれた総重量8kgのラーメン。最近大食い界隈が盛り上がっているのは喜ばしいことですが、TVで紹介されている大食いチャレンジメニューが素人が手の届かないものばかりになっているのが少し残念です(笑)


ラーメンの前にイベント第1弾。1kgカレー早食い。参加者の4名はプロの大食い選手ではなくあくまでアマチュア。しかし完食スピードはプロ顔負け、何とトップの方は40秒で完食! これは大食い番組全盛期に放送された「フードバトルクラブ」でトッププロがマークしたタイムに匹敵する記録。しかも丼の中の米粒が無くなるまで綺麗に食べたうえでのタイムですから、実際はもっと速いかもしれません。

更に驚かされたのは、4人の中の1人は早食い界でトップの記録を持たれている方にも関わらず今回は2位。5kg6kgと食べる大食い勝負であれば、選ばれし胃袋の持ち主でなければ勝負の土壌に上がることすらできませんが、早食い勝負なら思わぬ人が好成績をたたき出すことがあるのが面白いところ。事故がつきものなのでなかなか日の目を見ませんが、大食いだけでなく早食い界ももっと注目を浴びるようになってほしいですね。

イベント第2弾。3kgラーメン完食勝負。いよいよ私の出番。今回はイベントなので成功しても無料にはなりませんが、普段のチャレンジメニューに合わせて制限時間は30分。久々の大食いなので正直ゆっくり味わいたいのですが、一部のギャラリーが許してくれなさそうです(笑)

スープは超濃厚な味噌鶏白湯。匂いだけで美味いとわかるやつ。麺はもちもちで食べごたえのある太麺が5玉。具は豚チャーシュー丸ごと1本に加え、鶏チャーシュー、鶏つみれ、味玉、なると、ネギ。匂いだけで美味いものは、食べるとなおのこと美味い。しかしここまで濃厚だと大食いするのはかなりキツい。過去に似たようなチャレンジを何度となく成功させてきたので、今回も大丈夫だろうと思っていましたが、最初からスピードが上がらないうえにずるずるとペースダウン。制限時間が半分になってもまだかなり麺が残っていたので、正直この時は諦め気味でした。

しかし気付けば大量のギャラリーがこちらを注目。応援が入ると、不思議と力が湧いてくるものです。何とか時間内に完食できる目処が立ったので、苦しいのを堪えながらラストスパート。時間ギリギリで何とかすり鉢の中身が空になりました。この日一番注目を浴びていたのは、間違いなく私でした。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。

イベント第3弾。ラーメン大食い勝負。お店のラーメン6種類(味噌、塩、醤油、豚骨、辛い、チーズ)を先に完食した人が優勝。参加者は今年の大食い王本戦出場。第63、64回で御一緒させていただいたしのけんさん。同じく大食い王本戦出場、「すり鉢プリンセス」の異名を持つ山崎さん。大食い、デカ盛りへの情熱なら誰にも負けない人気大食いyoutuberのacoさん。そして、「全国デカ盛りの旅」でも何度となくお世話になったナツメグさんの4人です。

優勝者を予想して当たれば主催者が用意した景品をいただけます。プロ2人とアマ2人ならプロの圧勝ではと思われがちですが、4人の実力はある程度把握済み。ラーメン6杯ならスピード次第で誰が勝つか分からず面白い勝負になりそうです。

胃袋の容量ならしのけんさんが一歩リードしてそうですが、しのけんさんは本人も動画で話されている通り麺類の早食いが苦手。一方ナツメグさんはここ最近麺類の早食いで急激に実力を上げていて、先ほど私が大苦戦した3kgラーメンを何と9分台で完食。当初はナツメグさん有利と思っていましたが、ギャラリーの方曰く、まるなかのラーメンは1杯の量も多く、おそらく1杯700gくらいになるのではないかとのこと。700gを6杯となると4.2kg。これは流石に最後までトップスピードで食べきれる量ではありません。

よってナツメグさんは最後の1杯でペースを落とすと予想。大食い王本戦出場者なので4kg超の量をものともせず、しかも「すり鉢プリンセス」の異名を持つほど巨大ラーメンの食べ方の上手さに定評がある山崎さんに一票入れることにしました。

試合もまさに私の予想通りに進み、最後の一杯でしのけんさんと山崎さんの一騎打ちになりましたが、しのけんさんが意地を見せて僅かの差で逃げ切り。残念ながら私の予想は外れてしまいましたが、何とも熱いバトルでした。できれば普通盛りのラーメンや唐揚げでもつまみながら観戦したかったのですが、超濃厚ラーメン大食いのダメージは大きく満身創痍状態。これから再び夜行バスに乗って福岡まで戻ることになることを思うと、胃だけでなく気まで重くなってしまうのでありました(笑)

今回は大食いプロ、面識のある大食いyoutuber、世間では名の知れていない早食いチャンピオンに加え、私より昔からデカ盛り巡りをされている古参の大食いブロガー、自分では全く大食いをしない大食いファンの方ともお会いすることができました。早食い大食いはまさに食の格闘技。観戦は最高のエンターテイメントだと改めて実感できた大変貴重な時間でした。参加者の皆様本当に有り難うございました!

【店舗情報】
らぁめん まるなか

▼住所

大阪府泉大津市宮町2-41

 


▼営業時間

11:00~15:00 17:00~翌1:00

日曜営業

▼定休日

無休

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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