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第203回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第203回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ             

メリークリスマス! メンテ明けで新機能、新イベントが続々登場したので軽く紹介します。

 一飜市もすっかり冬景色(景色は着せ替え券で購入)。右下の招き猫もサンタ帽と雪をかぶっています。和了った点数に応じてアイテムが貰えるイベント進行中。じゃんじゃん打ちまくってじゃんじゃん和了りましょう。

新機能として「実績」が登場。中には段位戦で役満全種類和了という超高難易度のものまであります。実績全解除するまで雀魂が続けられたらいいですね。

雀魂牌譜

東1局

序盤から他色の牌をバラ切りしている西家が最終盤に手出し。テンパイが入っていた東家がの比較でを切ると西家からのロンの声。何とのメンチンでした!

メンチン自体はレアケースとはいえ、この局面で西家がメンチンテンパイのケースが本当にレアケースなのかは検証の余地がありそうです。東家がアンコの待ちテンパイのようなケースを否定できない以上、西家の立場からすればテンパイしてなければわざわざを切らないと考えられます。もちろん染まりきらなかった形テンだとしてもくらいは切るでしょうからメンチンと決めつけることはできませんが、テンパイ料は重要とはいえ、本当に取るべきかどうかは特に慎重になって考慮する必要がある一例と言えましょう。

東2局1本場

ソーズカンチャンは受けかぶりとはいえ456三色の目があるので、ピンズの受けかぶりペンチャンはなおのこと価値が低い。打としてタンヤオと引き変化を残してみました。

タンヤオか三色は付けたいという前巡の思考、が1枚切れたという局面の変化に引っ張られてをツモ切ってしまいましたが、流石によりは必要でしょう。

を残していればここでツモ和了。いかにもアガリにくそうなカンが残ってしまいましたが、打点のあるテンパイなら押すところ。しかし押すにしても、「ダマにしてもアガリやすくないからリーチ」なのか、「アガリにくくダマでも5200以上にはなるのでリーチ棒出費や将来降りる選択肢を踏まえてダマ」なのか。このあたりをもう少し突き詰めたいですね。実戦では追いかけリーチを打ち流局しました。

東3局

三色含みのメンツ手はが残り1枚、が残り2枚と狙いづらくなりました。それならメンツ崩しになりますが、打でチートイツに決めました。チートイツに決めれば出やすい牌や山に残ってそうな牌を残したり、将来他家に当たりになりやすい牌を先に切ることができるのも利点です。

1枚切れのかの選択。「単騎はで待て」の格言もあるように、一般的には牌の価値が低い客風待ちに受けたくなるところです。

ただし、巡目が深くなるにつれ1枚切れ同士なら客風単騎の方が危険になるというデータ(『統計学のマージャン戦術』p141より)もあります。単騎選択で客風が選ばれやすいのに加えて、役牌トイツなら1枚目をポンされやすいので、シャンポン待ちが残ることも客風の方が高いためでしょうか。

テンパイに取るこちらとしても、鳴かれていないの方が山に残っているとも考えられます。今回は西家にとってはも役牌。をポンしている東家はもポンしやすいので、山に残っている期待枚数で差異を見出すのは難しそうですが、先述の読みが頭にあった以上、一応単騎に受けとくべきだったかなと思いました。

そもそもリーチするかどうかも問題になりますね。一般論としては1枚切れ字牌単騎ならリーチした方がアガリやすいことも多いのですが、こちらの河はいかにもチートイツがありそう。西家から出ればダマでも飛ばして2着終了。リーチしてハネ満ツモでもまだトップに届かない。雀魂段位戦ならダマ寄りな気もしますね。

追っかけリーチを打ってきた西家からが切られて嫌な予感がしましたが結果は流局。は2枚とも王牌でした。ツモ牌のどこにあるかまでは読みようがないですね。

東4局


リーチに現物無し良形1シャンテンにつき押す一手ですが、が出ていくテンパイの価値が低く、第一打にを切っている南家はを持っていることが多いので待ちになる可能性は少なくともよりは低い。打としてみました。

現物待ちになったとはいえ平和ドラ1はもちろんリーチ。西家からもリーチが入り、北家からで和了。リーチ棒が合わせて5本。これは裏が乗るとひょっとして…?

…ということはなく500点差で2着終了。東2局のアガリ逃しがなければ、アガリ逃してなくてもリーチを打ってなければ。後悔先に立たずとはまさにこのことですね。

 

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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