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第300回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第300回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

「雀魂日記」も今回で300回目。第1回当時と比べて雀魂のプレイ人口も大幅に増加しました。20年近くオンライン麻雀をプレイしてきた身としては感慨深いものがあります。最近はまた打つ頻度が減りつつありましたが、これからまた「今日もジャンジャン遊ぶにゃ!(一姫)」の精神でやっていきましょう!

雀魂牌譜

東3局

役牌トイツにドラ5以上確定のチャンス手。七対子があるので鳴かずとも2シャンテン、ドラ4を見せているので鳴くと[発]が絞られやすくなるという懸念もありますが、鳴かない方がアガリやすいとまではならないとみて[2]ポン。1シャンテンに取れる受け入れは打[東]ですが、最もアガリやすくなるのは聴牌時に必ず役有り良形が残る[東]重なり。[発]以外の役牌を見せるとそれだけ役牌が絞られやすくなるという要素もあるのでアガリやすいのは打[8]と判断しました。

対門からリーチが入りました。ツモ損三麻においてはノーテンから押せることはあまりないのですが、今回は仮にダブドラ[北]を抜いてなくてもかなり押した方がよいでしょう。何故なら仮に振り込んだとしても、降りた後で[北]を抜かれてからツモられるよりはずっといいからです。

一発で[赤5]を切るとどんなに安くても5200以上ですが、他に切る牌もないのでツモ切り。

[発]が暗刻になり聴牌。一般論としては、押した方が有利な聴牌なら、「危険牌を切って良形聴牌」と、「安全牌を切って悪形聴牌」の選択は概ね前者有利になります。何故なら当分押す手であれば、局が終了するまで再度危険牌を切ることになるので、1枚危険牌を通して和了易い待ちに受けることが放銃回避にもつながるからです。今回は[④]を切ればトイトイや三暗刻やダブ[東]がありますが、リャンメンに受けても出アガリ18000で大きくリードできる以上打点差にこだわることもないでしょう。

 以上より打[⑤]としたのですがこれが対門に放銃。結果論で判断すべきではありませんが、今回はそれを踏まえたうえでも打[④]が良かったように思われます。

何故なら、「危険牌を切って良形聴牌」と「安全牌を切って悪形聴牌」は前者有利と言っても限度があるということ。四麻のデータになりますが、「危険牌」の放銃率が15%、「安全牌」の放銃率が0%で互角に近い(和了率は危険牌勝負が高いので、打点が高いほど押し寄り)です。四麻だと1牌あたりの放銃率にそこまで大きな差がつくことは少ないので、概ねこのセオリーが成り立つのです。

しかし今回はリーチ者に通っていないスジが[②][⑤][⑤][⑧][⑥][⑨]で僅か3本。仮にリーチ者のリャンメン率が60%だとしても、両無筋[⑤]が当たる確率は60×2/3=40%。[④]は両筋で放銃率0%ではないとはいえ、ここまで大差つくならシャンポンに受けるべきでした。

 自分で[⑤][⑧]5枚持ちなので、対門のリーチが[⑤][⑧]待ちの場合は[④]を切っていれば捲り合いに勝ちやすいというのも押さえておきたいところ。結果的にも[④]を切っていれば対門が[東]をつかみ24000和了。楽勝でトップで終われた半荘をラスで終えてしまうことになってました。『鬼打ち天鳳位の三人麻雀』でも再三取り上げられているように、三麻では特に残り筋のカウントを怠らないようにしましょう!

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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