今年ももう少しで半年が経過します。普通は歳を取るほど時間の進みが早く感じるものですが、「一姫現麻」を11月分まで書き貯めしているためか「まだ6月」と感じてしまいます。25話は7月1日更新。小鳥遊さんの活躍回です。お楽しみに。
▼雀魂牌譜
南1局2本場
配牌からチートイツ1シャンテンですが、鳴くとトイトイまたはホンイツまたはチャンタ2シャンテンにもなる手牌。三麻はポンできる他家が二人だけなので、四麻と異なりほぼチートイツ1シャンテンに決めるのですが、トイトイだけでなくホンイツも狙えるところからは鳴くつもりでした。ホンイツならリャンメンや受け入れが増える変化もあるのでチートイツに決めるよりアガリやすいと判断するためです。唯一ホンイツにならないから出たのでスルーしました。
が先に全て出てしまったので、今度はピンズから鳴いても両天秤にはならずホンイツに決める必要性があります。ポンしにくいドラが残ることもありスルーを選択。判断に自信はありませんが、牌種の少ない三麻ならチートイツですぐ聴牌できるだろうと思っていました。
何とそれから4回もトイツをかぶりようやく聴牌。もも順子を構成できない牌でこの巡目まで生牌となれば、他家に対子以上で持たれている可能性大。河からこちらがチートイツ狙いなのは明白ですが、チートイツならマンズや字牌で待つという先入観があるので単騎、ダマテンにしていれば出る牌とも思えず、もし下家から出て裏が乗ればトビ終了なので立直を選択。
チートイツを聴牌していた西家がを掴み一発和了。西家の立場からすれば単騎にしか当たらない牌ですが、東家の河は門子手を想定するのが難しく、先程の判断通りは単騎より優先される妥当な理由があります。単騎にしか当たらない牌も、単騎にしか当たらない河に対してはかなりの危険牌なので止めて然るべき牌だったように思われます。
しかしそうなると、そもそも私がチートイツ聴牌に取ったのも本当によかったのか疑問です。西家の最終手出しは生牌。河からして西家もチートイツ狙い。この巡目で聴牌してないのにわざわざ生牌を切るのも不自然だからダマテン濃厚となると、こちらのもも結構な危険牌であるためです。
余談になりますが、チートイツ狙いで河から重なりやすそうな牌を残す時は、他家が門子手狙いであることを想定して山読みするので、他家もチートイツを狙っている場合は「他家が門子手狙いなら山に残ってそう」な牌をお互いに抱えてしまい、結果的に対子を被ってしまうことも増えます。こうした現象を先人方は、「トイツが被る時はトイツ場」と表現していたことに今更ながら気付きます。対子場が存在するというよりは、対子手を狙おうとする打ち手の意志によってそのような現象が観測されるというところでしょうか。
南1局3本場
先ほどの和了で勝負ありと思いきや下家に四暗刻をツモられてしまい逆転負け。対門も四暗刻一向聴。チートイツや四暗刻をアガりたいという打ち手の意志を考えればさほど珍しくはないのですが、それにしてもやたらと対子や刻子が出来る日でした。それではまた次回。
雀魂 について
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