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ネマタの麻雀講座 第28回 「手変わり待ち判断 その4」

ネマタの麻雀講座 第28回 「手変わり待ち判断 その4」

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牌12、13 前回までは、手変わりが無ければダマよりもリーチの方がはっきり有利なケースで、手変わり待ちを理由に即リーチしないケースを取り上げました。ダマで役アリ40符3翻や、チートイツで25符4翻といった、リーチしてもあがっても打点が2倍にまではならないけど、1.5倍程度は期待できる場合、手変わりを考慮しなければ基本はリーチした方が局期待値で勝るとはいえ、それほど大差ではないので、手変わりがそれなりにあるならダマが無難でしょう。

牌14、15 カンチャンリーチのみについても、先制なら少なくともダマから他家のテンパイが入れば降りるという選択に比べて損ではないことは第22回で申し上げましたが、これもそれほど大差ではないことから、手変わりがそれなりにあれば手変わりを目指します。
 良形変化が多少ある程度だけならリーチしますが、テンパイ以前の段階で何らかの手役かドラがつくだけでリーチのみにはならないですし、リャンメン待ちにはならなくても、悪形でも比較的アガリやすい待ちを残す工夫ができることは多いものです。テンパイした時点の話なので即リーチ推奨としていますが、実戦で悪形リーチのみを打つのが最善になる例はそれほど多くはないでしょう。

 即リーチが基本とはいえ、ダマやテンパイ外し寄りになる理由は数多くあります。理由の1つだけを見るなら、リーチしないケースはかなり限定的という結論になりますが、ダマでもまずまず高打点+手変わりもそれなりに多い、放銃のリスクが大きい+手変わりもそれなりに多いといったように、複数の要因が重なって判断が変わるケースもあります。繰り返しになりますが、即リーチが基本だからこそ、実戦ではいつ即リーチを打たないかについて思考を回すようにしたいものです。

 「勝つための現代麻雀技術論」の補足として、「もっと勝つための現代麻雀技術論」を当サイトで連載させていただきましたが、講座1~4までの補足が不足していたのでこちらで補完いたしました。次回からはまた麻雀本レビューに戻ります。レビューするのは、「フリー雀荘で得するのはどっち!?」(石井一馬氏著)です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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