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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討  第30回

ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討 第30回

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ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討とは
  • 『ネマタの第十期天鳳名人戦牌譜検討』は、麻雀研究家・ネマタさんが「第十期天鳳名人戦」で気になった局面を取り上げていくコラムです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。

第二節二回戦4卓

▼対局者
おかもと
独歩
太くないお
豚の王

牌譜はこちら

東2局

見た目2枚差ですが、強い手変わりも多い形なのでカンチャンより単騎を選択。

一旦残り1枚になりますが、アガリやすさは似たようなものでしょうか。

2枚切れ字牌単騎に受けておくことで、他家からリーチが入った場合に放銃リスクを負わずに待ちを入れ替えることができます。

単騎にしていればアガれていましたが、巡目も深いので不用に放銃リスクを負わない方がよいとの判断でしょうか。結果的には聴牌料の都合もあり、最後まで押すことになって3900放銃。このあたりの判断は何時まで経っても迷うものです。

東3局2本場

リーチツモで満貫に届くならリーチが一般的ですが、北家がを切っていて手が早そうなうえにが使われてそう。ツモの手変わりを残すに越したことはないとみてのダマでしょうか。結果的にはは山に1枚も残っておらず、ダマにしたことで東家から溢れてアガることができました。

南2局

最高は打としてドラツモですが、打点のバランスとピンズが対門に使われやすいことを踏まえると打が妥当でしょうか。結果的には聴牌逃しとなりますが同じ選択をとりそうです。

リーチが入っているところでカンをするのはどうしても抵抗感がありますが、は待ちとして残されやすいところ。ツモ切りに放銃リスクがあり、自分もカンによる打点上昇の恩恵を受けやすい聴牌なのでカンして攻めた方がよかったように思います。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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