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ネマタの天鳳日記 第11回

ネマタの天鳳日記 第11回

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 麻雀は4面子1雀頭の5ブロックを作るゲーム、5人1組のチームを作るようなものです。プレイヤーは言ってみればチームを率いる監督であり、チームのメンバー候補を集めるスカウトでもあります。

 メンバー選びに相当するのが、「何切る」というわけです。即戦力になるうえに大活躍が期待されるエースであればもちろんレギュラーに抜擢すべきですが、次の2つのメンバー候補のうち、1つ選ぶとしたらどちらを選ぶべきでしょうか。

A:即戦力にはなるが、平凡な成績しか期待できないメンバー
B:育てる必要があるが、うまく育てれば活躍が期待できるメンバー

 もちろんこれだけではどちらが正解かは何とも言えず、まさに「状況次第」ですが、今回はその状況について簡潔にまとめてみることにします。

1:育てる時間が十分にあるならBを選ぶことが増える

巡目に余裕があるか、あるいは他家の手作りが早そうかどうかに該当します。

2:非凡な成績が求められるのであればBを選ぶことが増える

点数状況に該当します。持ち点の大小だけでなく他家との点差も重要です。

3:育てやすい、あるいは特に活躍が期待されるならBを選ぶことが増える

手変わりの量、質に該当します。即戦力ではなくても、才能豊かで大活躍間違い無しのメンバーであれば、レギュラーにすること前提で育成に力を入れたいところです。

4:5人のメンバー候補が揃っているならBを選ぶことが増える

面子候補が足りているかどうかに該当します。5人のメンバーが揃っているのであれば、平凡な成績しか期待できない6人目は不要です。一方、もしうまく育てば今までのメンバーを超える活躍が期待できるのであれば、例え育てるのが難しいとしても候補として残しておく価値があると言えます。

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 長くなりましたが今回の天鳳画像。これまで取り上げた①〜④を踏まえたうえで、私がここから何を切ったかお考え下さい。回答と解説は次回申し上げます。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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