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ネマタの天鳳日記 第86回

ネマタの天鳳日記 第86回

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 をポンすればリャンメンテンパイですが、メンゼンなら確定イーペーコーかチートイツになる1シャンテン。またツモならメンタンピンイーペーコーの1シャンテンになるので、鳴いてアガった場合とスルーしてアガった場合の打点差は意外と大きいです。

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 とはいえ今回は南2局トップ目なので明確にテンパイに取るべきでしょう。東1局で巡目も早いとなればスルーが有力そうですが、それでも鳴いてテンパイと比べて大きく有利になるというのは考えにくいです。

 役牌が雀頭だと平和もタンヤオもつかないので、鳴くと低打点になる場合の多くはメンゼンでも高打点になりにくい。一方鳴いてもホンイツやトイトイは狙えるので、メンゼンで高打点を狙える手は、鳴いてもまずまずの打点が狙えることが多い。「役牌は多くのケースで1鳴き」であるのはこのためです。

 逆に言えば、メンゼンで進めた場合にのみ残る高打点のチャンスがある場合は、役をつける鳴きであっても高打点狙いでスルーが有力になるケースが増えます。「スルーが大差で有利」になることはあまりありませんが、「役牌は1鳴きが基本」だからこそ、鳴かなかった場合の手牌の価値についても把握しておきましょう。

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 ここまではアガリに近い場合の話。上の牌図のようにメンツが無くメンツ候補も足りていない段階であれば、「安くて遠い仕掛けはしない」と言われるようにスルーする方も多いと思います。

 ただ私としては、メンゼンで進めた場合にのみ残る高打点チャンスが見込めない手の場合は、序盤で手役をつけることができる牌が出れば基本は鳴いたほうがよいと考えています。

 手役をつける牌を鳴かずにアガることは困難ですし、鳴いた後でなかなか手が進まず、真っ直ぐアガリを目指すより将来の他家のテンパイに備えた方がよいと判断できれば、その時に安牌になりやすい牌を残すなりして対応すればよいためです。

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 ツモでメンツ候補が足りたので、打点面でも守備面でもよりは字牌残し。メンツ候補が足りたので、良形テンパイ(他家からリーチが入って無スジを引いてもまだ押し有利なテンパイ)の可能性が残るについてはチーしますが、はスルーがよいとみます。を引く前なら何が出てもまだスルーしていました。

 鳴くと守備力が落ちて降り切れないことが多いこともあり、昔は、「鳴いたからには降りずにアガリを目指すべき」と主張されることもありました。もし、「鳴いたら降りずに真っ直ぐアガリを目指さなければならない」のであれば、最初から鳴かない方がよいケースがかなり増えるでしょう。

 鳴きそのものより、そのつもりは無くても鳴くことでミスの頻度が増えてしまう打ち手が多かったのも、「メンゼン中心で進める打ち手が強い」という印象が強かった理由ではないでしょうか。

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 3フーロしてのみ手テンパイ、しかも悪形となるとあまり歓迎できませんが、少なくともこの時点ではテンパイに取った方が有利です。

 逆に言えば、仮にリャンメンが残るテンパイになったとしても、リーチが入れば点数状況的に、「安牌があるなら降り有利」になる局面ならば、中をポンしたところで、「降りるのは容易なテンパイ」を組むのはかなり難しいので最初から鳴かない方がよいと判断します。

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 リーチがかかりましたが運良くめくり合いで勝てました。「リーチがかかっても勝負に見合うなら鳴く」と言われることも多いですが、他家に必ず先手を取られることを想定するのは、ベストな選択に比べれば引き過ぎになるのは確かです。

 どのあたりに鳴くかどうかの分岐点があるか具体的に判断するのは難しいですが、「リーチが入る前に手が進む牌を1枚引いて、それでも押し有利にならないなら、中盤は安牌を減らす仕掛けはしない。序盤ならその1手前程度までは仕掛ける」くらいのスタンスで打つことにしています。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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