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ネマタの天鳳日記 第167回

ネマタの天鳳日記 第167回

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01

 0メンツでメンツ候補オーバーということでペンチャンを払いましたが、を引けば良形が揃い平和がつくので、ペンチャンも手役絡みです。序盤なら安牌を残すメリットも薄いのでこれは素直に切りでした。メンツ候補も悪形ばかりならペンチャンを外します。

02

 無事アガれましたが、ペンチャンをかぶってアガリ逃しになっていてもおかしくありませんでした。役牌を切るも抱えるのも、よりよい手作りのための手段であって目的ではないことを心得ておきましょう。

03

 高め三色まであるタンピンドラ1のリャンメン×2の1シャンテンなので基本はまだスルーするところ。トップ目ということで鳴きましたが、親はアガっても連荘で局が流れないので安手をアガるメリットが薄い。南家はマンズ一色傾向ですがまだ他色の牌が出ている段階、西家もドラを切っているとはいえ、ドラが使えない手役狙いの可能性が高く、それならいずれにせよアガリに遠いと予想されるのでまだスルーすべきでした。

04

 こうして手牌を開けてみるともったいない仕掛けだったのがよく分かります。他家の仕掛けやドラ切りには着目すべきですが、対応して判断を変えるかどうかはまた別問題です。

05

 チーもポンも出現率は大差ないので、この時点ではトップ目とはいえトイトイを残します。

06

 親が2フーロしてアガリに近そうです。こうなれば局流し重視でリャンメンテンパイに受けます。

07

 無事アガってこの半荘をトップで終えることができました。トイトイに受けていたら親に4000オールをツモられるか、安牌に窮してで西家に放銃してトップが危うくなったかもしれません。状況に応じて打ち方を変えるべきケースとそうでないケースをいかに見分けるか。参考にしていただければ幸いです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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