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ネマタの天鳳日記 第168回

ネマタの天鳳日記 第168回

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01

 北家(私)が3フーロ。東家視点からするとドラの中はいかにも切りづらい牌です。

02

 をポンして裸単騎。こういうなり振り構わない鳴きはよくやります(笑)

03

 がダブドラになってますます切れないと判断して東家はテンパイからを止めましたが、実はこの段階であればは通ります。

 ポイントはを切っているにもかかわらずをポンして打としたところ。仮にと持っていたのであれば、ツモもあるのでを先に切るはずです。

 第106回でも取り上げたように、打としてポン打なので、はメンツ候補の一部です。そしてここからは100%とは言えませんが、北家の待ちは単騎である可能性が高いです。

 何故なら、を含むメンツ候補は、)、のいずれかですが、なら枚数で単騎に受けるのが自然で、ならどちらかと言えば端寄りの単騎に受けることが多く、またリャンメンテンパイなら裸単騎にするくらいならスルーを選ぶ打ち手も少なくないので、組み合わせとして受けがある単騎が一番有り得るためです。

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 を勝負できていれば高めツモで跳満、裏ドラ次第で倍満まであるのですから、通ることが読めるかどうかで戦績に大きく影響することになります。強い情報がある3フーロ以上の手となると待ちをかなり絞り込めることが多いので、勝負手が入った時に本当に押せるかどうか判断できるようになるためにも、いずれにせよ降りるよりないので読む必要がないケースであっても読みを入れる癖をつけておくことをお勧めします。

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 相手が当たらない牌で手を止めたのでこちらのチャンス…と思いきや結局親の跳満をツモられてしまいました。単騎にしても満貫が跳満になるだけなので、トイツ落としからが切れずに回ったケースを察知して、元々止められやすいので他家の手のうちにあることが多い単騎にせずに単騎に受ける手もあったかもしれませんが、も他家に使われやすい牌である以上選べませんでした。単騎の待ち選択がうまくなりたいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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