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ネマタの天鳳日記 第169回

ネマタの天鳳日記 第169回

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01

 ホンイツか123三色で打としましたが、ソーズで更にメンツができた時は123三色にならない形。それならドラでなくても、ソーズでメンツができた後も可能性が残る234、345三色をみて素直に打とすべきでした。三色はメンツが3つ必要なので、部分的には三色の材料が揃っていても、狙っている三色以外で有力なメンツ候補が2つできると見切ることになります。

02

 東家がをリャンメンでチー。序盤のリャンメンチーだからといって何でも手が整っていて高打点とは限りませんが、その可能性が比較的高いというのは事実です。子で満貫、親で5800以上となると、放銃でなくてもアガられるとトップ率が結構落ちるので、アガリに遠いところからは鳴かれると高いダブ東は絞ります。

03

 東家が発を大ミンカンして7700以上確定。2フーロで手出しが入ったのでテンパイの可能性も十分あります。鳴き手はリーチより待ちが絞りやすいので、高打点と分かっていてテンパイ率も高い鳴き相手に通ってない牌を切るのは、場合によってはリーチに無スジを押すよりリスクの高い行為になります。

04

 通る牌を切っているとチートイツテンパイになりました。鳴きの現物単騎にしたところでさほど他家から出やすくなるとは言えず、を仕掛けに勝負するリスクもあるので単騎でダマとしました。ただし一方的に裏ドラ、カン裏の権利もあるので、打点込みで考えるとリーチで東家とめくり合うのも案外悪くないかもしれません。

05

 手出しでが入りましたが、は浮き牌だとしてもメンツ候補の一部だとしても不自然。空切りかを引いてのスライド(は南家に一応当たる可能性があるので)でしょうか。

06

 更に待ちが絞れて東家がリャンメンテンパイだとするなら。残りツモも少なく自分で当たり牌を固めているので放銃の可能性が若干低いとみて裏期待のツモ切りリーチとしましたが、よくみると裏ドラになる牌がかなり見えてしまっているのでダマ続行が無難だったかもしれません。

07

 東家がから枚数重視でを選んでいたらアガれていましたが、1枚目のは南家の仕掛けに確実に通る牌、2枚目はこちらがツモ切りリーチだったのでやはりは確実に通るということでノーチャンスのより優先したものと思われます。元々リーチ有利と判断できる手はもちろん即リーチすべきですが、実戦で天鳳ルールだと特に本当にリーチ有利と言えるか微妙な局面もそれなりにあるので、結果的にツモ切りリーチになってしまうことが結構あります。ベストのタイミングでリーチできている自信は全くありませんが、全部即リーチが正解ではないのも確かなので、少しでも最適解に近づけることができるように力を入れたいですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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