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第79回 ネマタの麻雀徒然草

第79回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

 麻雀のように不完全情報ゲームで、プレイ人口が多く、様々なローカルルールがあるものとなると、トランプの「大富豪」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私がまだ幼い頃、トランプゲームで最も好きだったのは大富豪でした。同じ数字や連番の組はまさに麻雀のコーツとシュンツ。様々なローカルルールがあるのもまるで麻雀のようです。私が麻雀の世界に入っていったのも、今思えば必然だったような気がします(笑)

 大富豪のローカルルールをまとめているサイトを調べてみました。メジャーなローカルルールは一通り把握していましたが、後は知らないものばかり。改めてルールの多種多様ぶりに驚かされました。

 前回は、将棋はルールが変わってもゲーム性が大きく変質することはないと申しましたが、大富豪はどうでしょうか。ローカルルール込みで大富豪を遊んだことがそれほどあるわけではないので、あくまで私の直感に過ぎませんが、どのローカルルールをとっても、最適戦略が大きく変わり得るものばかりに見受けられます。何故なら大富豪のローカルルールは、採用することでカードの価値が大きく変わるうえに、価値が変わることで勝敗を直接影響するものばかりであるためです。同じ数字や連番の組が3〜4枚揃うことも珍しくないので、ローカルルールが適用される頻度も少なくなさそうです。

 一方麻雀は、ドラを新しく採用したところで、「1枚につきアガった時の打点が1翻高くなる程度」。麻雀ルールの範疇ではゲームに与える影響が比較的高いものの、最適戦略が大きく変わるまでには至りません。リーチ麻雀の範疇であればいかなるルールであっても、配牌の多くはメンツになりづらいヤオチュウ牌の浮き牌を切るものですし、ホンイツ等の手役が見えるという理由で浮いた字牌を残す配牌であれば、ドラが豊富なインフレ麻雀であっても多くの場合は字牌を残すものです。ローカルルールが豊富とはいえ、「1アタマ4メンツがアガリ形、アガリには最低1つは役が必要、振り込みが一人払い、トップに大きな順位点がつく。」といった根幹となるルールが共通しているため、ルールの違いがそれほど重要にならないのです。

 「麻雀と◯◯は別ゲー」。麻雀界隈ではよく聞く言葉ですが、そのような中でも時折、「麻雀はルールの違いをそれほど意識する必要は無い」という、私の考えに近い意見を見受けることも何度かありました。発話者を確認してみると、麻雀以外の不確定情報ゲームに通じている方ばかり。逆に言えば、「別ゲー」という意見が多数派になるのは、それだけ麻雀が不確定情報ゲームの中でポピュラーであり、勝敗を競う頭脳ゲームはあまり馴染みがないけれども、麻雀だけはプレイしているという人が多いということでもあります。

「麻雀に正解はあるか」の話同様、意見の違いは立ち位置の違いで、麻雀観そのものは真逆の解答をした人とさほど変わらないことも有り得るということを再認識させられるのでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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