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第194回 ネマタの麻雀徒然草

第194回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回、1アタマ4メンツのアガリ形を「23333」と5つの数字で表記するという話をしましたが、この方式に沿うと2メンツ形の1シャンテンは「23322」、ヘッドレス(雀頭無し)1シャンテンは「13332」、くっつき1シャンテンは「23331」となります。

厳密にはメンツ手1シャンテンのパターンはもう1種類、のような4枚使いがあって聴牌でない形があります。これについても、アタマ候補の浮き牌が無いので、左端を「0」として「03333」のように表すことができます。数字の総和が12なので、14から引いてアガリまで2手、1シャンテンであるということも表せています。

チートイツのアガリ形についても、アガリ形を「2222222」と7つの数字で表し、2枚ある牌を「2」、浮き牌を「1」、浮き牌候補も無い場合は「0」とすることでパターン分けすることができます。

チートイツのシャンテン数は基本的に、6−(トイツの数)で表せますが、これだけだと3枚以上使っている牌があるために浮き牌候補が足りない場合に対応できません。言葉で説明するとややこしいことになりますが、不足している浮き牌候補の数だけ、「0」を埋めれば簡潔に表すことができることに気付きました。例えば、「」なら、「2221000」となり数字の総和は7。4枚使いチートイツを認めないなら、チートイツのアガリまで7手、6シャンテンになります。ちなみにメンツ手としては「13330」となり数字の総和は10。アガリまで4手、3シャンテンになります。

実戦で浮き牌候補が足りなくなる手牌になることは滅多にないので、実用的には従来のやり方でも全く問題はないのですが、色々と言葉を尽くすくらいなら、単純に数字を並べて表せた方が分かりやすく、数字を苦手と感じる人にも親しみやすいと思って取り上げてみました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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