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第249回 ネマタの麻雀徒然草

第249回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

『麻雀勝ち確システム』のレビューを始めました。こちらでは本書のコラムを読んで思ったことを徒然なるままに書かせていただきます。

コラム4 真の強者を決める大会、麻雀最強戦

麻雀最強戦の予選システムを見て、MTGで昔行われていたプロツアー予選を思い出しました。プロツアーは言うなれば世界大会。全世界に予選枠があり、優勝者には本戦の参加権に加え、本戦会場までの往復航空券が支給されます。本戦では成績優秀で予選を免除されているトッププロと共に勝負を競い、優勝者には世界最強の栄光と高額賞金(5万$)が与えられます。

私は実力も金銭も足りなかったので、MTGの競技プロになろうと思う事はありませんでしたが、権利獲得の為に各地の予選に遠征する人(中には海外から日本予選に参加する人も居ました)を見て、麻雀でもこういう楽しみ方が出来ればいいのにと思うことでした。

「真の最強を決める大会」と謳ってはありますが、最強戦の優勝者こそが最強と思われている方は、参加者の中でも少ないと思います。もちろん麻雀が運の要素が強いゲームである以上やむを得ないことですし、いずれにせよ短期の結果で優勝者を決めざるを得ないので、大会がエンタメ路線になること自体を問題視するつもりはありません。

しかし、麻雀の実力者は多数居れど、その中で筆者のように熱心に大会に参加されるプレイヤーは極めて限られているという現状は否めません。私も以前最強戦を視聴していたことがありますが、正直な話、誰もがミスの目立つ対局ばかりで、筆者に匹敵するほどの実力者は、そもそも最初から参加していないのではないかと思わされたことでした。

一方、天鳳を始めとするネット麻雀では、対局に勝ったところで一銭にもならないにも関わらず、筆者を始めとするトッププレイヤーが日々しのぎを削っています。理由はまさに、「戦績が明確に記録され、戦績による実力選抜システムが機能している」ため。大会形式の麻雀でもレーティング制が採用され、成績優秀者は予選免除といった特典があれば、私も筆者のように大会の為の全国遠征をしてみたいものですね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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